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zoom RSS 映画評「ロング・トレイル!」

<<   作成日時 : 2017/10/10 09:19   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2015年アメリカ映画 監督ケン・クワピス
ネタバレあり

若い女性が西海岸の自然歩道パシフィック・クレスト・トレイル(の一部)を踏破する「わたしに会うまでの1600キロ」(2015年)と「最高の人生の見つけ方」(2007年)を合わせて2で割ったようなお話。つまり、70代と思しき老人二人が東海岸のアパラチアン・トレイル3500km踏破に挑戦するのである。

その一人がロバート・レッドフォード御大(撮影時の実年齢79歳)で、かなり有名な紀行作家らしいのだが、最近は無為に過ごすことが慣習になり、TVのインタビュアーからかなり厳しい皮肉を言われてしまう。自分でも物足りなく思っていた彼は、結婚40年にも及ぶ愛妻エマ・トンプスンの心配も無視し、老骨に鞭打ってアパラチアン・トレイルに挑戦することにする。
 彼女が「相棒を見つけろ」という条件を出した結果、わけがあって何年も音信を取って来なかった悪友ニック・ノールティーを相棒にして決行する羽目になる。

というのが始まりで、以降、酒癖と女癖が悪く服役していたこの悪友との珍道中を全体としてはコミカルに、時にしんみりとした場面を織り込んで描き、黄昏期の人生における哀歓を綴るわけでござる。最終的に彼は活力を取り戻し、かつ、おしなべて現状に満足する。

エマ・トンプスンとほぼ同世代の僕は「彼女はレッドフォードの奥さん役には若すぎる」と思いつつ、それでも、先日「老人性乾燥肌による皮膚炎」と医師に言われた現状を考えると、もはや他人事(ひとごと)ではなく、コミカルな言動にさえもしみじみとするものがある。若い人でも想像力があれば、一通りの感銘を受ける部分があると思うが、我々くらいになるとそれがストレートに入って来るから怖い、もとい、身に染みるのである。他愛ない作品の多いケン・クワピスとしては、捨てがたい味を残すシングル・ヒットと言うべし。

原作は、レッドフォードが扮したビル・ブライスンその人の紀行本。

皮膚炎にステロイド剤は誠によく効きます。虫刺されにもOK。副作用を心配する向きもありますが、とりあえず今そこにある危機を乗り越えることが肝要かと。

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ロング・トレイル!★★★★
作家ビル・ブライソンの実話を基にした著書を、ロバート・レッドフォードが主演と製作を務めて映画化。ルックスも性格も全く違うシニア男性二人組が、およそ3,500キロに及ぶアメリカの自然歩道「アパラチアン・トレイル」踏破の旅の中で、自身の人生を見つめ直すさまを映... ...続きを見る
パピとママ映画のblog
2017/10/10 18:32

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