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zoom RSS 映画評「種まく旅人〜夢のつぎ木〜」

<<   作成日時 : 2017/09/07 09:46   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2016年日本映画 監督・佐々部清
ネタバレあり

チルソクの夏」(2004年)でご贔屓監督になった佐々部清監督の作品なので観ることにした。監督こそ違うがシリーズになっているようで、その第3作に当たる。

農林水産省の係長・斎藤工が、故郷の大分に帰る途中に、政務次官・永島敏行に命じられて、岡山県赤磐市の桃を調べることになる。そこでは市役所くらし安全課の職員・高梨臨は桃農家としての二足の草鞋を履いて奮闘している。2年前に死んだ兄の遺志を継ぐため、東京での女優修行を諦めて戻ってきたのである。しかし、目指していた品種登録が農水省に拒絶されて廃業を決める。
 彼女により農水省に入った当初の夢を呼び起こした斉藤がそうはさせじと、すっかり入れ込んだ彼女の農園を助けるように近隣の人々を動員、それを見て彼女は再度やる気になる。

テーマは夢を諦めないことと助け合いの美徳で、佐々部監督の温和でヒューマニスティックな作風にふさわしい内容になっているが、ご当地映画的になってしまっていること、農水省宣伝映画のような印象があることにより、少し鼻白むものがある。

そうは言いつつ、こういう素朴な内容の作品は寧ろ歓迎したいくらいで、登場人物各々が持つ夢を重ねてそれなりに丁寧に作られているところは好感が持てる。食糧自給率が40%を割っている我が国の現状を考えれば、もう少し日本の農業に対する危機感を漂わす作劇であれば、ぐっと手応えが出ただろうと思う。

大分に住んでいる兄夫婦の奥さんが田中麗奈。旧作(第1作)のヒロインの再登場にちがいないと、同作を観てもいないのに勘付いた。えへん!

第2次産業が繁栄をもたらした日本だが、第1次産業を大事にしないと大変なことになる。農業こそ行政改革が必要だろう。

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