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zoom RSS 映画評「超高速!参勤交代 リターンズ」

<<   作成日時 : 2017/09/15 09:00   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2016年日本映画 監督・本木克英
ネタバレあり

前作は、磐城国は湯長谷藩の藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)以下の面々が無理難題の連続参勤を何とかこなして帰途(交代)の道に付いたところで終わる。
 この続編では、正にその途中から始まり、藩主が遊女のお咲(深田恭子)を側室に迎える祝宴をしている最中に、不満のなかろうはずの藩で一揆が起きたと連絡が届く。一揆のある藩はお家がお取り潰しに付されることになるので一行は大慌て、4日で帰る道のりを2日で帰らねばならない。しかも、何故か突然できた関所で一行が指名手配になっていて、足止めを食らう。
 前作の失策を受けて蟄居していた松平信祝(陣内孝則)が復帰して、一連の姦策を弄したもので、彼の計略が発覚すると、映画は前作以来のいかに参勤交代をなすかというテーマをあっさり捨て、七人の侍(!)が尾張柳生の一味を含む無数の信祝軍と対峙するという勧善懲悪アクションに変わって行く。

この転換は、二番煎じとなる続編の運命を考えれば良いアイデアと思う。しかし、その結果、参勤交代の苦労からお話が離れるとともにお笑いが減る。笑えてハラハラすることもできるという前作同様の面白味を求めると、些か不満が出てくるかもしれない。

信祝の目的が、将軍吉宗(市川猿之助)の暗殺で、政権転覆を図っているというのは些か大げさにすぎるが、大岡忠相(古田新太)が絡んでくるジャンル映画的な扱いは楽しい。
 将軍暗殺を狙っているのにお偉方が総勢で小藩との戦いに繰り出してくるのが変だったり、後から向かったはずの尾張勢が通常の2倍の速さで移動する一行より早く藩に着いていたり、疑問も多くてお話の完成度は今一つと言うべきながら、現代劇を見るより屈託なく楽しめるのが良い。

日本映画の“特別出演”の意味がよく解らない。

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超高速!参勤交代 リターンズ★★★★・5
幕府の陰謀で5日以内の「参勤」という難題を突き付けられた東北の弱小貧乏藩が、知恵を絞って危機に立ち向かう『超高速!参勤交代』の続編。前作で行きの「参勤」を果たし藩の取り潰しを免れた湯長谷藩一行が、彼らへの復讐(ふくしゅう)に燃える老中が仕掛けた謀略により、帰りの「交代」でさらなる大ピンチに見舞われるさまを描く。主演の佐々木蔵之介をはじめ、深田恭子、伊原剛志ら主要キャストが続投するほか、古田新太、渡辺裕之、中尾明慶、宍戸開ら多彩な面々が新たに参戦する。 あらすじ:江戸時代、幕府から5日以内の「参勤... ...続きを見る
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