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zoom RSS 映画評「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」

<<   作成日時 : 2017/08/04 09:14   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2015年イギリス映画 監督ジュリアン・ジャロルド
ネタバレあり

1945年5月7日ロンドン、ドイツが敗れ連合軍が勝ったのを祝す日に、後に英国女王となる王女エリザベスとマーガレットがお忍びで町に繰り出した逸話を基にした半フィクションで、「ローマの休日」のヴァリエーションである。この秘話がいつ頃伝わったか知らないが、「ローマの休日」(1953年)の着想を生んだ可能性は確かにある。
 しかし、一般的に言って、勝った当日にその日を「戦勝記念日」と呼ぶ対訳は日本語として変であろう。翌年から記念日になるのではあるまいか?

19歳のエリザベス(サラ・ガドン)はやんちゃな妹姫マーガレット(ベル・パウリー)と、厳格な王妃(エミリー・ワトスン)を抑えてくれた父王ジョージ6世(ルパート・エヴェレット)の許可により街に繰り出すが、好色な護衛二人がさぼっているすきにマーガレットが下町に飛び出て、彼女を捜すためにエリザベスも猥雑な町に触れることになる。
 そこで知り合ったのがグレゴリー・ペックならぬ無許可外出中の兵士ジャック(ジャック・レイナー)で、事あるごとに彼に助けてもらう羽目に陥る。その間にエリザベスは彼に好意を抱くが、それを秘めて宮殿に帰っていく。

文字通り「ローマの休日」と同工異曲で、知らない世界と王族にはない自由を楽しむというテーマも同じ。実話だから新味云々は大して意味がないが、やはり面白味は限られる。
 この手のお話では正体を知った時の相手の反応が楽しみであり、そこまでどう引っ張るのかがサスペンスとなる。本作はサスペンスは続くが、相手の反応ぶりは今一つで、恐縮度が足りない(笑)。

さて、エリザベス女王は、テニス選手のエドバーグ(エドベリ)に似ていると言われた僕同様に(笑)、スウェーデン人に似ているので、純粋なノルマン系の容貌と思っている。当たり前であるが、現在の英国の有名な男女優の中には純ノルマン系と思われる顔の人が多い。エミリー・ワトスンもその一人と思っていたから、彼女が王妃として出て来たのにニヤニヤ。サラ・ガドンは気品があって良い。

現在の日本の皇室と英国の王室は似た感じだが、周囲のオープンさが全然違う。だから伝記映画も多いし、コメディーにまで扱われる。先日の皇太子のフランクさは良かったと思う。

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タイトル (本文) ブログ名/日時
ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出
6年間続いた第二次世界大戦が正式に終わった1945年5月8日。 この日を戦勝記念日として、イギリス・ロンドンはお祝いムードに包まれていた。 当時19歳の英国王女エリザベス(後のエリザベス2世)と妹マーガレットは、父である国王ジョージ6世に懇願し、お忍びで外出する許可を得る。 ホテルを抜け出したマーガレットを追いかけバスに飛び乗ったエリザベスは、ジャックという青年兵士に助けられる…。 ヒューマンドラマ。 ...続きを見る
象のロケット
2017/08/04 14:48
「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」
小品ぶりが良い。 ...続きを見る
或る日の出来事
2017/08/08 06:39

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