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zoom RSS 映画評「ダーティー・コップ」

<<   作成日時 : 2017/06/25 09:21   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2016年アメリカ映画 監督アレックス・ブリューワー、ベンジャミン・ブリューワー
重要なネタバレあり

近年一番出まくっている俳優ニコラス・ケイジが刑事(ケイジ)ではなく警官に扮する犯罪映画。

証拠品保管室の係官ケイジが、一介の麻薬売人が大金で保釈されているのに気づいて不審に思い個人的に調べていくと、肉を扱っているはずの倉庫の中が金庫室になっていることが判る。金か麻薬が置かれているはずだ。それを奪ってやろうと、部下で知恵の回るイライジャ・ウッドを相棒に加え、階上の床に穴をあけて金庫を開けて侵入する作戦を立てる。その階上には不運にもカップルがいて、男は殺し、何故か女スカイ・フェレーラは生かしておく。

最後に彼女を生かしておいたことが重要な意味を持つのに、ケイジのウッドに簡単に説明する理由がよく解らず曖昧であるため、これが作劇的な大きな瑕疵となっているように思われる。勿論彼らは汚職警官とは言え、非情な人殺しではないのだからそうした人情的配慮は十分想像できるのではあるが、終始ウッドが小役人的に背景にいるであろうマフィアに怯え人殺しを嫌う姿勢で一貫しているのに対し、ケイジの性格が一貫しない感じが強いために、首を傾げ続けることになる。

結果的に作品の性格も曖昧になり、最初の内は不正を暴く捜査ミステリーのような展開を予想させなくもなかったが、実際には真逆に展開。その犯罪模様は、具体的なようでいて解らないところが多すぎてサスペンス性が希薄になり、面白くなって行かない。

ケイジと仲間割れになった後女を連れて逃げ出したウッドが迎える最終幕がよく解らないのも弱い。最後に現れた連中は何者だったのか? 彼女の知り合いであるのは電話番号の一致からして確かだが、マフィアなのか、マフィアとは関係のない単なる彼女の仲間なのか。彼を狙撃した後彼女を救助するでもなく姿を消してしまうのは何故か? 解らないことのオン・パレード。

ダーティーというよりバッドじゃよ。

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真夏の夜はニコラス・ケイジで決まり。だいぶ前に「ドライブ・アングリー」を観た時から固く心に決めていた。しかし、真夏の夜にタイミング良くニコラス・ケイジの新作を観る機会をなかなか持てず、そうこうする内に本作に至った次第である。「俺たちのニコラス・ケイジ」とまで宣伝文句で言われて、観に行かない選択はあり得ない。うだつの上がらない市警の警官2人(ニコラス・ケイジ&イライジャ・ウッド)が、多額の保釈金を積まれて娑婆に出たある男の金の出どころを怪しみ、その大元のお宝の強奪に挑むお話し。大作ではないし、B級... ...続きを見る
ここなつ映画レビュー
2017/06/26 12:54

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