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zoom RSS 映画評「その女諜報員アレックス」

<<   作成日時 : 2017/06/12 08:49   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2015年南アフリカ=アメリカ合作映画 監督スティーヴン・S・カンパネッリ
ネタバレあり

邦題はポスターなどを見ると「その女諜報員アレックス」と区切りがないが、映画サイトでは尽く「その女諜報員 アレックス」と区切っている。しかし、スペースを入れるとすれば、正しい日本語としては「その女 諜報員アレックス」であるべきだ。“その”という定冠詞的な連体詞を、既に限定的な“女諜報員”という名詞に付けるのは変だからである。文法的に正しいかどうかを別にしても、前者では題名として間が抜ける。しかし、誰もそれを指摘しない。

それはともかく、この題名で「007/慰めの報酬」でメジャーになったウクライナ美人オルガ・キュリレンコが主演であれば、B級的であると予想されても、洋画ファンであれば観ねばなるまい。B級的ならばこそ拾い物的面白さのある作品ということもある。
 しかし、上記の星が示すように、本作は、全く型通りのサスペンス・アクションに終始、前世紀なら間違いなく男優(マイケル・パレ辺りが似合いそう)がやった筈の役を女優が演じるのを見るくらいの面白味しかない。今はヒロイン映画が腐るほど作られているので、それすら実際にはプラス材料にならない。

後半判るようにモサドの女性エージェントだった彼女は或る事件により干されて現在は日陰暮らし、今回は銀行強盗のグループに加わる。強盗は何とかやり終えるものの、盗んだものの中に最重要機密を収めたUSBメモリーが含まれていた為に彼女は、世界を戦争に巻き込み出世の足掛かりにしようと企む上院議員モーガン・フリーマンに仕える殺し屋4人組に狙われることになる。

というお話で、単独ならまだやりやすいところを、仲間の妻と子供が人質になって足手まといになったり、わざと捕まって殺し屋を一網打尽にする作戦を立てたり、B級的な上映時間にふさわしい程度に要素をまとめて展開する設計自体は悪くない。

前述したようにお話が全く型通りである代わりに、駐車場でのカー・アクションのカメラが目を引いた(監督はカメラ・オペレーター出身とのこと)。他のアクションはここ20年くらい定着している慌ただしい劇画的カット割りで大して面白くないが、比較的良い部類だろう。

配役陣では断然オルガに尽きる。フリーマンは小遣い稼ぎで出た感じで、何ということはない。

ロシア語を専攻した僕が思うに、オリジナルの綴りから言って正しくは「クリリェンコ」と発音するはずだ。

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