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zoom RSS 映画評「ターザン:REBORN」

<<   作成日時 : 2017/05/27 08:59   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2016年イギリス=カナダ=アメリカ合作映画 監督デーヴィッド・イェーツ
ネタバレあり

「グレイストーク」(1983年)のリメイクだろうかと思って観始めたが、一部を除いて大分違った。

英国で幸福な生活を送っていたターザンことグレイストーク伯ジョン・クレイトン(アレクサンダー・スカルスゴード)が、財政に行き詰ったベルギー国王に協力する形で、ベルギー領コンゴに出かけることになる。愛妻ジェーン(マーゴット・ロビー)がついてくる。
 ところが、国王の懐刀で総督の地位を狙っている悪党クリストフ・ヴァルツが鉱物発掘や鉄道敷設などに利用するため原住民を好き勝手に奴隷にして、その際に邪魔になるターザンも彼に復讐しようと狙っている部族長に渡すべく捕えようとする。
 結局ターザンは捕えられないが、ジェーンや原住民たちを救出する為に仲間たちと追跡を開始、仲介役であったウィリアムズ博士(サミュエル・L・ジャクスン)もターザン一派に協力する。

貴族としての生活が描かれるのは「グレイストーク」と同じだが、コンゴから英国に渡るあちらがアイデンティティの問題を絡めた純文学的内容だったのに対し、英国からコンゴに戻るこちらは描写こそリアリズム基調ながら、完全なる冒険活劇として作られている。そういう意味では大昔のターザン映画に近い。

それもVFXの大量利用による、従来のターザン映画にはない派手な視覚的見せ場が満載だから、ほぼ型通りのお話であるとは言えども一通り楽しめる。しかし、個人の趣味から言えば、ミュータントではない普通の人間であるターザンくらいであれば、実際の人間のアクションがきちんと見られるSFX(特撮つまり全て実写)で済ませて欲しかった。映画ファンにしてみれば、VFXとSFXとでは天と地ほど違うのだが、今SFXでこういうアクションを撮る殊勝な御仁もいらっしゃるまい。

配役陣では、クリストフ・ヴァルツの憎々しい悪役が上手いが、ヴァルツも同じような悪役ばかりでは困るだろう。観るこちらも新味不足に思えてくる。

観ているうちに、エドガー・ライス・バローズは、フランソワ・トリュフォー「野性の少年」(1969年)のモデルになった少年の発見とその後の経緯に触発されて「ターザン」を書いたのではないか、そんな気がしてきた僕である。

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