プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画評「ヒーローマニア−生活−」

<<   作成日時 : 2017/05/12 09:09   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

☆☆(4点/10点満点中)
2016年日本映画 監督・豊島圭介
ネタバレあり

コミックを映画化した邦画は相対的に程度が低いのでなるべく避けているが、これだけ多いとどうしても引っかかり、今月二本目(鑑賞ベース)の邦画もまたコミックの映画化。原作者は福満しげゆき。

正義感はあるが戦闘能力がないコンビニ店員・東出昌大が、チンピラをやっつけた下着泥棒・窪田正孝の能力に惚れ込んで、チンピラたちをやっつけようとタッグを組む。二人の動向を見つめていた女子高生・小松菜奈がこれに賛同、若者狩りをしていた親爺・片岡鶴太郎を加えて本格的に活動を開始する。
 彼らの活動が知られて庶民のヒーローになるや、片岡が元実業家のホームレス船越英一郎を社長に企業化を考える。しかし、これにより夫々の考えの違いにより亀裂が入り、さらに船越が悪党の正体を現す。

御定法では裁けない人間を始末したり、庶民が官憲に頼らず自ら悪党に立ち向かう自警団ものが、1970年代以降日本でも欧米でも少なからず作られてきたが、福満しげゆきのコミックを実写映画化した本作は「キック・アス」の日本版の趣で、メンバーの構成はそれを換骨奪胎した感じ。

しかし、面白いのはこの4人が集う経緯とその活躍を描くコミカルな前半までで、企業化してから仲間割れが起きたり会社の悪徳的実体が明らかになると調子が一気に落ちる。コミカルさを忘れて気勢の上がらない陰々滅々な展開に終始してうんざりさせるのである。特に、オリジナル・メンバーが元の鞘に戻るのが目に見えているのに分裂模様を描いて面白うはずがない。船越の悪党ぶりも中途半端で、何をやりたかったのかよく解らない。単に金儲けをしたかっただけだろうが。

黄色の雨合羽を来た無差別殺人の真犯人が判るところは意外性があるが、お話の構図としては屋上屋を架す感じですっきりせず、僕は気に入らない。

コミックのタイトルは「生活」。地味でこれが一番面白い。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
ヒーローマニア−生活− ★★
人気漫画家・福満しげゆきの「生活【完全版】」を実写化したアクションコメディー。ひょんなことから町の小悪人たちを撃退する自警団を結成した青年が、さまざまな戦いを経て成長していく。メガホンを取るのは、『花宵道中』などの豊島圭介。『GONIN サーガ』などの東出昌... ...続きを見る
パピとママ映画のblog
2017/05/12 20:54

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
映画評「ヒーローマニア−生活−」 プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる