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zoom RSS 映画評「幸せをつかむ歌」

<<   作成日時 : 2017/03/03 08:19   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2015年アメリカ映画 監督ジョナサン・デミ
ネタバレあり

メリル・ストリープは最近歌うことが多くなっているが、今回はロックに挑戦していて「上手い」と感心させられた。

熟年メリルは、ロック歌手が諦めきれずに3人の子供を捨てて歌手生活を送り、現在はザ・フラッシュというメンバーを従えて音楽バーで歌ってはいるが、バイトで食いつないでいても万年金欠病。そんなある日大金持ちの元夫ケヴィン・クラインから、夫に捨てられた娘メイミー・ガマーが家に戻ってひどい憔悴ぶりを見せていると泣きつかれ、金を工面して西海岸から中西部の家に駆け付ける。
 いきなり娘から罵倒される始末だが、翌日落ち着いた娘は素直に母親の言うことを聞いて身嗜みの改善から始めると、効果を発揮する。セラピストより効果があるのは実の母親なり、と脚本家ディアブロ・コディは言っているようである。
 続いて長男セバスチャン・スタンや次男ニック・ウェストレイトとも再会するが、長男の結婚予定を知って激しい口論に発展する。実の母親は効果も絶大ながら、破天荒さ故に波乱もはらみ、兄妹同士の対立まで生んでしまう。罪深いですな。
 結局後妻オードラ・マクドナルドと言い合って傷心、西海岸に戻るが、やがて長男の結婚招待状が届くも、上流階級相手では浮いた存在になることは必定、金もないことだしと欠席を決め込む。しかるに、バンド・メンバーの恋人リック・スプリングフィールドが愛用のギターを売って金を工面したことを知って出席を決意すると、サプライズ的に歌をプレゼント。最初は戸惑っていた上流階級の人々も、新郎新婦が踊り出すと、やがて歌に幸せを感じて席を立っていく。

ほぼ邦題通りの内容(どちらかと言えば“幸せを与える”)なのだが、余りにネタバレすぎようか。個人的にはなかなか気に入ったので☆一つ分くらい余分に与えても良いと思ったものの、娘の復調が調子が良すぎるなど緻密さに欠ける部分があって、ヒロインの心情を描く女性映画として見ると、平凡と言わざるを得ない感じなので、低めの点に落ち着いた。

メリルのロック精神いっぱいの歌い方は良いし、80年代初め日本でも人気のあったロック歌手リック・スプリングフィールドがあの頃と殆ど変わらない容貌で出てきたのが懐かしく、しかも最後に彼とメリルと二人で歌うなんてサーヴィスもある。

君がため 春の野(スプリングフィールド)に出でて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ

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