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zoom RSS 映画評「しあわせへのまわり道」

<<   作成日時 : 2017/03/15 09:25   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2014年イギリス=アメリカ合作映画 監督イザベル・コイシェ
ネタバレあり

「死ぬまでにしたい10のこと」で俄然注目されたスペイン出身の女流監督イザベル・コイシェが、2008年の「エレジー」に続いてベン・キングズリーとパトリシア・クラークスンを再起用して作った人情劇である。

現在のニューヨーク。21年共に生活してきた夫に不倫された挙句に出て行かれてしまった書評家パトリシアが、タクシーに置き忘れて来た荷物を届けに来た運転手キングズリーの本業が自動車学校の教官と知って、地方で生活を始めた娘グレース・ガマーに会いに行くにも必要と運転を習い始めることにするもなかなかうまく行かない。
 しかし、人生に絶望しかけた彼女は運転技術が人生の歩み方に通ずるものがあると納得させられる一方、インドからやって来たばかりのピクチャー・ブライドたるサリタ・チョウドリーとの暮らしに悩むキングズリーにアドバイスするなど、二人は親身な関係になっていくが、自身の経験を踏まえて関係を深化させすることはなく、二度目のトライで免許を取得するや自動車を買って娘の働く農場を目指す。

というお話で、コイシェ監督としては旧作群ほど刺激的ではないが、代わりに力みのないタッチによりヒューマニスティックな内容を綴ってぐっと親しみやすい。従って、旧作より平凡な印象をもたらすかもしれない一方、好悪で判断すれば一番好ましい、といったところで、夫の浮気が原因で離婚したヒロインが恐らく心の中では「素敵な人だ」と思いつつ、自分の経験を踏まえ友人として別れ娘のところへ向かう幕切れの後味の良さが抜群。
 その前の、彼女が農地で挫折しかけた娘に「最後までやること」と言って自分も免許取得に再トライするという展開も清々しい。

ニューヨークのインテリは運転免許証を持たないシリーズその2。

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しあわせへのまわり道★★★
『ナイト・トーキョー・デイ』などのイサベル・コイシェ監督がメガホンを取り、パトリシア・クラークソンと名優ベン・キングズレーが共演を果たした感動作。性別も人種も宗教も異なる男女が、車の運転を通して少しずつ心を通わせていく様子を描く。原作は The New Yorker ... ...続きを見る
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