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zoom RSS 映画評「心霊ドクターと消された記憶」

<<   作成日時 : 2017/01/23 09:55   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2015年オーストラリア=イギリス=アラブ首長国連邦合作映画 監督マイケル・ペトローニ
ネタバレあり

「ハリー・ポッター」以来この手の「〜と〜」という邦題が増えたのが気に入らない。それ以前に、オカルト・ホラー様式のミステリーであるから、内容をかなり教え、しかも、不的確なこの邦題には些か問題がある。まあ、僕みたいに何も知らずに観るという人は少ないので、実際にはそれほど問題ではないのかもしれないが。

一年前に娘を不注意を失って妻と共に精神的ダメージを受けている精神分析医エイドリアン・ブロディは、先輩医師サム・ニールから誂えてもらった仕事をしている。患者の一人は1987年以降の記憶がなく、別の患者は死のうと思っても死ねない。これらは伏線である
 ある時から若い女性が訪れるようになるが、神出鬼没ぶりに不審に思う。彼女が残した数字のメモから、曰くある年月日(勿論1987年だ)に辿り着く。患者を調べてみると、全員がその年月日に亡くなっていることが判り、さらに出身地を当たるうちに実家のある街に導かれ、そこに降り立つや少年時代に自転車を置いたことから起きた列車脱線事故を思い出す。
 罪の意識を軽くしようと20年前の過失を婦人警官ロビン・マクリーヴィーに語る。彼女は被害者の娘で、当時警官であった彼の父親ジョージ・シェフツォフに親切にしてもらったと応対するが、続いて起きた彼の友人の自殺により彼女は列車事故がそう単純ではないと推測、事件の真相に辿り着いた時大きな危険に遭遇することになる。さてブロディはこれにどう絡んでいるのか、或いは絡んでくるのか。

ミステリーは、お話の構成から出来栄えを判断する立場では、どこまで語ったら良いのか悩ましいところで、既にその限界を超えているかもしれないが、一応関係者を全部紹介しておきたいのでここまで書くことにした次第。

一通り関心を持ち続けられるお話ではあるものの、場面の繋ぎが舌足らずであるし、詰めの甘いところが多い。
 回想の途中で娘の死と彼の過失が関係があることが判るが、この映画が最終的に見せたかったことを考えると娘の死が大きく扱われすぎている。これでは娘が事件を解決するために死んだかのような印象さえ生む。その癖、実際に解決に導くのは、彼の診察室に出没(事件の被害者と判明)する霊体なのだから、展開がぎくしゃくしていると言わざるを得ないのだ。
 その代わり婦人警官の携帯電話はうまく機能している。

しかし、終わってみれば霊体の復讐譚みたいなもので、ブロディに手伝ってもらわなければそれが出来なかったのか、という疑問が湧かないでもない。ブロディはどうも狂言回しだったようでござるよ。

シックス・センス」の出来の悪い親戚みたいな印象があるなあ。

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