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zoom RSS 映画評「ディーン、君がいた瞬間」

<<   作成日時 : 2017/01/17 09:02   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2015年イギリス=アメリカ=カナダ=ドイツ=オーストラリア合作映画 監督アントン・コービン
ネタバレあり

【瞬間】と書いて【とき】と読ませるらしい。ディーンは勿論ジェームズ・ディーンのこと。

映画雑誌によく載っていたディーンが寒そうにタイムズ・スクエアを歩いている写真を撮ったデニス・ストックが彼をフォト・エッセイの被写体として追い回していた頃のお話である。

1955年3月に「エデンの東」がプレミア公開される前のこと。
 ストック(ロバート・パティンスン)は評判作「エデンの東」を撮り終え、ニコラス・レイの「理由なき反抗」への出演を狙っていた同世代の若手俳優ディーン(デイン・デハーン)に興味を覚え、彼の日常を捉えたフォト・エッセイを「ライフ」誌に売る思惑を持つ。ディーンも野心を持ち独特のアプローチをしてくる彼に悪い気はしていない。ストックは、映画会社の指示を無視してインディアナ州の故郷に帰る彼に密着する。結局ディーンは「理由なき反抗」の主演に決まり、ストックの写真も「ライフ」誌に採用される。

その出演作における登場人物の如く、シャイで社会にすねているような俳優ディーンの人物像を、ストックという写真家の視点を通して、浮き彫りにしていく内容。
 ディーンの知名度に頼って集客しようとしたのなら証文の出し遅れになった感は否めない。普遍的な青春映画としての側面がないわけでないにしろ、基本的に稀代の青春スターの特殊性が目立つので、その弱点がカバーされないのである。20世紀のうちに作られていたら相当話題になっただろうに、実際この映画に対する世間の関心は甚だ低いようである。

古い映画ファンなら、序盤ディーンがナタリー・ウッドや監督ニコラス・レイとすれ違うパーティー、「エデンの東」の記者発表(イーリア・カザン監督、ジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイが参加)の様子、ディーンと恋人ピア・アンジェリとの関係など大いに楽しめるが、彼の作品を観たことのない人はこの辺の面白味が味わえないことになる。

現在の若手としては性格俳優と言って良いデイン・デハーンが奮闘、見た目がそう似ているわけではないものの、ディーンの雰囲気をよく出していると思う。

ジミー(ジェームズ)・ディーンが素材だけに、地味になりました。なんてダジャレはともかく、小森和子女史が生きていたら何と言ったであろう。

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ディーン、君がいた瞬間(とき)★★★
デビュー間もないジェームズ・ディーンに密着し、直後に伝説となった彼の貴重なポートレート写真を撮影した若手写真家デニス・ストック。本作は著名な写真家でもある「コントロール」「誰よりも狙われた男」のアントン・コルベイン監督が、そんなデニス・ストックとジェー... ...続きを見る
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2017/01/17 17:14

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