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zoom RSS 映画評「ガガーリン 世界を変えた108分」

<<   作成日時 : 2016/12/18 09:01   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2013年ロシア映画 監督パーヴェル・パルホメンコ
ネタバレあり

人類史上初めて大気圏外に飛び出て108分間かけて一周したソ連の宇宙飛行士ユーリー・ガガーリンの伝記映画である。

冷戦の最中である1961年、ソ連のガガーリン中尉(ヤロスラフ・ザルニン)はライバルとの激しい競争を勝ち抜いて人類初の大気圏外有人飛行の名誉を得、遂に宇宙船ボストーク1号に乗って飛び立つ。

その間に順不同に、貧しかった少年時代、結婚当初、選抜へ向けての訓練模様が挿入され“現在”との間で頻繁に往来するのだが、久しぶりに昔のソ連水準クラスの作品を観たという感じである。褒めているのではない。切り替えの呼吸が悪く、野暮ったいのである。ガガーリンの生涯や功績はともかく、純粋に映画として褒めるのはちと難しい。

しかし、彼が帰還する場面以降最後の20分くらいは、マッチ・カット的に場面を繋ぐなどしてぐっと映画的にこなれ、現在の世界水準(実質的に平均以上ということ)となる。最後だけ良くても映画としてはダメなわけで、全体としては水準止まりと言わざるを得ない。

7年後に彼は事故死してしまうが、彼の悲劇が個人の問題に帰するような字幕の文言には、ソ連からロシアに体制が変わったとは言え、映画の中で紹介される全体主義的ムードを見ると「いい気なもんだ」という気がしないでもない。ガガーリン夫人役のオルガ・イヴァノヴァ(イワノワ)がなかなか可愛らしい。

宇宙開拓競争が戦争の代わりだったわけ。現在の日本は未だに米ロに頭を下げ続ける。何とも情けない。

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