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zoom RSS 映画評「ダイバージェントNEO」

<<   作成日時 : 2016/09/05 10:15   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2015年アメリカ映画 監督ロバート・シュヴェンケ
ネタバレあり

ヴェロニカ・ロスという女流作家のYA小説のシリーズ映画化第2弾。設定が、既に完結した「ハンガー・ゲーム」、第3部が待機中らしい「メイズ・ランナー」と極めて似ているので、20年もすればどれがどれだか解らなくなりそうだ。
 原作者が女性であることが多いせいか、レジスタンスに活躍するのが大概少女(若い女性のこと)で、独裁者やその座を狙うのが女性とほぼ相場が決まっている。これはフェミニズムの反映があるのかもしれないが、新味を狙って始められた趣向が単に流行・継続しているという側面もあるだろう。

【高潔】【博学】【勇敢】【無欲】【平和】という派閥により均衡を保っているディストピア的な未来の世界で、いずれにも属さない異端者と無派閥派は、実権を握っている【博学】の科学者ケイト・ウィンスレットの政権に対しレジスタンス的な立場に置かれている。ケイトは先人が残した箱のメッセージを得るためにその鍵を握る異端者を実験台に載せて尽く失敗、偶然兵士が捕まえた異端者シェイリーン・ウッドリーがその最適者と気づき、実験に付す。

というお話で、前半は「メイズ・ランナー」と同じように逃げる部分が中心で、中盤の終わりくらいから仮想現実の連続となるハイライトが始まる。第一作は自ら用意した設定を無にするようなテキトーすぎる展開にげんなりさせられたが、今回は説明的な部分を前作に譲っているためそれがなく、前回のような失望感はない。
 新味はもはや感じられないものの、仮想現実の中で自分を相対化できているという見せ方が前作同様少し行ける。素直な十代の方なら面白く観られるだろう。

当初の予定では、YA小説映画化のお決まりで、これまた3部作、4作構成だったらしい。本作を観ると、さらに二作続けるのは難しい気がするけど。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ケータイ小説という分野も消えてしまいましたからね。
YA小説も、いずれ、消えてしまうんでしょうね。
ねこのひげ
2016/09/11 16:21
ねこのひげさん、こんにちは。

>YA小説
読んだことはないので、映画版を観ての感想ですが、ジュヴナイルと大人向けの間でどうも中途半端ですよね。
オカピー
2016/09/11 19:23

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