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zoom RSS 映画評「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」

<<   作成日時 : 2016/08/03 09:12   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2015年日本映画 監督・樋口真嗣
ネタバレあり

本作原作たる諌山創という人のコミックは大人気だそうで、比較的最近僕は名前を知ったが、コミックご本尊、TVアニメ、その他のメディアいずれにも触れたことがない。二部作の前編。

突然現れた巨人により文明が破壊された地球、人々は三重の壁を作ってその中で一応の平和を享受して100年後、想定外の大巨人が現れて壁を破壊した為、小さめの巨人も入って来て再び人類対巨人の戦いが始まる。

というお話で、主軸となるのは巨人に対抗するために結成された調査兵団の面々で、平和な時から仲良しだったエレン(三浦春馬)、アルミン(本郷奏太)、ミカサ(水原希子)の三人が中心。それにエレンにやたらに食ってかかるジャン(三浦貴大)や隊長のシキシマ(長谷川博己)などが絡んでくる。

日本映画らしく人物関係がネチネチしていて面倒くさい印象が強いが、日本にはこうした面倒臭さが好きな観客も多いから、作られもするわけである。それにしても、人物の確執の間にアクションが入ってくる感じではジャンル映画としては甚だ心許ない。日本映画にハードボイルドさはなかなか求められないねえ。

巨人たちの見苦しさは天下一品で、それが最近の流行りの言葉で言えば、本作の“世界観”であると言えばそれまでだが、とても歓迎できない。

しかし、僕が一番腹立たしいのは、前編98分後編87分併せて185分、エンディングのクレジットと後編における前編ストーリーの紹介部分を除くと15分くらい少ない実質170分のお話を二つに分けて公開する商売人的根性。観衆の長時間作品に対する忍耐力の問題もあるにせよ、およそ二倍の配収が見込めるのがおいしいのでしょうね。

それなりに巧く作ってヒットしても日本ではこの手の作品はけなされる傾向があるのに、めげずに頑張る樋口真嗣が監督。怪獣映画大好きの映画批評家・町山智浩氏が脚本陣に加わっているのが興味深い。

読売ジャイアンツファンの希望です・・・進撃の巨人。

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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
【概略】 100年以上前、突如現れた巨人たちに人類の大半は食われ、文明は崩壊した。生き残った人類は巨大な壁を三重に築き、その内側で暮らしていたが…。 アクション ...続きを見る
いやいやえん
2016/08/03 09:50
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
巨人の描写が素晴らしくて、それだけで満足。   ...続きを見る
Akira's VOICE
2016/08/03 10:39
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(前篇)
「世界の終わり」は二通りの意味がある? 公式サイト。諫山創原作、樋口真嗣監督。三浦春馬、長谷川博己、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、桜庭ななみ、松尾諭、渡部秀、水崎綾女、 ... ...続きを見る
佐藤秀の徒然幻視録
2016/08/03 10:53
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 前篇』
□作品オフィシャルサイト 「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN 前篇」□監督 樋口真嗣□脚本 渡辺雄介、町山智浩□原作 諫山 創 □キャスト 三浦春馬、水原希子、本郷奏多、三浦貴大、長谷川博己■鑑賞日 8月14日(金)■劇場  TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★... ...続きを見る
京の昼寝〜♪
2016/08/03 18:54
15-146「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」(日本)
お前も飛んでみろ  かつて、謎の巨人たちが突如出現し、人類の大半を喰い殺した。かろうじて生き残った者たちは、巨大な壁を三重に築き、その内側でどうにか平和な生活を維持していく。  それから100年が経ち、人々は壁の内側で平穏な日常を当たり前のように送っていた。  幼なじみのミカサ、アルミンと強い絆で結ばれた青年エレンは、壁の外に広がる未知の世界に憧れを抱き、安穏と暮す周囲の人々に苛立ちを募らせていく。  そんなある日、想定外の超大型巨人の出現によって壁が崩壊し、人々が次々と巨人に呑み... ...続きを見る
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プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2016/08/05 07:12
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN ★★★.5
人間を捕食する巨人と人類との壮絶な戦いを描いた諫山創の人気コミックを基に、『巨神兵東京に現わる 劇場版』などの樋口真嗣が実写映画化したアクション大作。100年以上前に出現した巨人が巨大な壁をぶち破り、再び侵攻してきたことから、巨人対人類のバトルが繰り広げ... ...続きを見る
パピとママ映画のblog
2016/08/05 10:28
『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』('15初鑑賞58・劇場)
☆☆☆★− (10段階評価で 7) 8月1日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 14:40の回を鑑賞。 ...続きを見る
みはいる・BのB
2016/08/07 09:43
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
アニメの総集編「劇場版「進撃の巨人」前編 紅蓮の弓矢 」「劇場版「進撃の巨人」後編〜自由の翼〜」から先に見たので、あの素朴絵の原始エネルギー及び、ストーリーが、ちょっと違って感じられました。ちなみに実写にすると、思わず「メイズ・ランナー」かっ!って感じなのですね。特撮は頑張ってたかな? 酷評から先に聞いてたので、「それほどではない… かも」でした。石原さとみが、ユーモア関東で、びっくり。ハセヒロ、ここでは、敵か味方かの、曲者ポジションですね。ちょっと苦手なグロ味が強くて、スキップ様様。普通の精神... ...続きを見る
のほほん便り
2016/10/05 08:27

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
>お話を二つに分けて公開する商売人的根性
このせいで見てません。タランティーノ「キル・ビル」が1と2になったのを小林信彦が商売のためでしょうね(昔のB級映画なら85分でやりきる話なのに)と批判してました。「グラインドハウス」も一作を短めに仕立てて二本立てで興業した方が昔の映画館らしさが出てよかったのに、もうできないんでしょうね。今二本立てや三本立てを観て楽しむ余裕というかゆとりみたいなのが若い人にもなさそうですし(笑)。
nessko
URL
2016/08/04 15:01
nesskoさん、こんにちは。

良心があるなら、これは一本でやるべきでしたねえ。若い人にはお金を持っていない人もいるでしょうし。

>「キル・ビル」
僕もそう思いましたね。小林氏が仰るように、それほど長い時間をかけずにできる内容でした。2本目の観念的な駄弁も退屈でしてね。

若い観客に長い映画に対するこらえ性がないというのも現実でしょうが、面白ければ3時間くらいは持つでしょう。

オカピー
2016/08/04 22:22
二本立てにする必要はなかったような。
ある意味、ゾンビ物のバリエーションで、ハリウッドに作らせた方がもっとえぐい映画になった気がする。
ねこのひげ
2016/08/07 07:38
ねこのひげさん、こんにちは。

本当にハリウッドがリメイクするかも。
オカピー
2016/08/07 19:49

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