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zoom RSS 映画評「メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮」

<<   作成日時 : 2016/08/20 07:34   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2015年アメリカ映画 監督ウェス・ボール
ネタバレあり

ジェームズ・ダシュナーのヤング・アダルトSF小説の映画化第2弾。

前作で迷路を抜けたディラン・オブライエンら特殊体質の若者たちは、救出されて収監された施設に別の若者グループがいるのを知るが、そこで親しくなった少年ジェイコブ・ロフランドと付き合ううちに、救助してくれた団体が若者から抗体を抽出するのを目的に活動しているWCKD(ウィキッド)であると知ってがっくり、懸命に脱出して荒廃したかつての街路を逃走、世界を破滅寸前に追い込んだ病原菌にやられたクランクと呼ばれるゾンビ状の人間に追いかけられ、少女ローラ・サラザールとその親のようなジャンカルロ・エスポジトーの巣窟で過ごすうち再びWCKDの連中に襲撃され、彼らと一緒に逃走する。

WCKDとゾンビ、それぞれからの逃走が交互に現れる感じで、その間に接触する様々なグループも互いに疑心暗鬼状態だから素直に一枚岩になっていかず、WCKDとの戦いに悪戦苦闘する。

第1作はゲームもどきと思いつつ多少なりとも着想の面白さを感じるところがあったが、この第2作は、ゾンビ映画のヴァリエーションに堕して誠にがっかりさせられる。反面、徹底して逃走する構成であること自体はランナーの名にふさわしくて悪くないものの、同じような見せ方の繰り返しで甚だゲーム的になるため次第に飽きてくる。

“邪悪”と同じ発音であるWCKDが現状ではさほど邪悪即ち悪役的でないのも感情移入という面を考えるとどうか。来年に公開されるらしい第3作では、WCKDが病気の元凶であったといった新事実が出てきたりすると面白いが、それはそれで「バイオハザード」の二番煎じ、三番煎じになってしまう。

YA小説というのは、どうしてこうも同工異曲の作品ばかりなのかねえ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時

海外の映画や小説を観たり読んでいると、子供は子供と決めつけているところがあるようです、ほとんどが退屈な作品が多いですね。
テレビ東京の夏休み特集で子供向けに作られた映画を流していたので録画して観ましたが、全部消してしまいました。
ねこのひげ
2016/08/21 07:05
ねこのひげさん、こんにちは。

昔は若者向けと言えば青春映画と相場が決まっていましたが、昨今は大人映画がやってきた素材を若者を主人公に下手に焼き直している感じが多いですね。
それを小説でやっているのがYA小説で、それをさらに映画化するのだから、大人にはげんなり。いわゆる児童文学のほうが余程大人っぽいかも。
オカピー
2016/08/21 17:48

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