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zoom RSS 映画評「アン・ハサウェイ/裸の天使」

<<   作成日時 : 2016/08/11 09:23   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2005年アメリカ映画 監督バーバラ・コップル
ネタバレあり

アン・ハサウェイは女性にも人気のある女優ではないかと思うが、日本未公開の本作を観るのは殆ど男性ではないだろうか。邦題の「裸の・・・」に惹かれて。
 僕が中学の時洋画の「裸の島」(同名の邦画もある)をすでに社会人であった我が愚兄がこっそりいそいそ見ていたのを知っている。しかし、「裸の島」だから肉体的に裸の人間が出てくると思うのは誠に浅はかで、島が裸であるという隠喩と気づけば期待して観ることもなかったのに。凡庸なメロドラマだったのでがっかりしたことだろう。そんなじくだらぬことを思い出した。

閑話休題。

ロサンゼルス。上流階級の高校生アン・ハサウェイが、刺激のない毎日に飽き足らず、親友のビジュー・フィリップスと東部の危険なヒスパニック地区へ繰り出す。後日その時知り合った麻薬ディーラーのフレディー・ロドリゲスの仲間になろうなどとつまらぬことを考えるが、仲間になる儀式たるセックスに怖気づいて逃げ出し、ビジューが事実とは違って彼らをレイプで訴えた為に、彼女たちが属するPLCというグループの男衆(この中に後で有名になるジョゼフ・ゴードン=レヴィットがいる)がいきりたつ。

1950年代から60年代にかけて流行った無軌道青春ものみたいな内容で、映画は仲違いした美人二人がドア越しに慰め合う後、二つのグループの男衆が事件を起こす様子が音だけで聞こえてくる。

邦題からイメージされるほどエロ系でないのはともかく、無軌道な青春ものでは、やはり無軌道な若者たちが徹底的に破滅していかないと見応えを感じられない。この映画を見る限りでは、贅沢な悩みを抱えた女性たちが仲間の男性群を破滅させる印象に終わって、どうにもなまなか。ヒロインがどちらの方向にも徹底しないので消化不良なのである。

本編が終わった後「ジェシカ・カプランに捧ぐ」と字幕が出る。本作は、2003年24歳で飛行機事故死したジェシカが16歳の時に恐らく自分の内面を投影しながら書き下ろした脚本が基であるから、スティーヴン・ギャガンが書き直しているものの、このくらいの出来栄えなのはやむをえないのであろう。

内容を表さない不適切な邦題が多いが、TVのくだらないバラエティー同様、そこには需要と供給の関係がある。需要側にも問題があるのだ。

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コメント(2件)

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需要側とすれば裸・・・というのに惹かれるのはやむおえないでありましょうがね。
だって男だもんというところでありましょう。
ねこのひげ
2016/08/14 11:42
ねこのひげさん、こんにちは。

邦題に対する需要側の文句が余りに目立つので、需要側に「自分の胸に聞いてみろ」と言いたかったわけです。
オカピー
2016/08/14 22:31

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