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zoom RSS 映画評「かけがえのない人」

<<   作成日時 : 2016/08/01 08:35   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2014年アメリカ映画 監督マイケル・ホフマン
ネタバレあり

きみに読む物語」(2004年)がブームと言って良いほど騒がれたニコラス・スパークスの小説も集客力に関して(日本では)もはや期待できない模様。そもそも洋画を見る人が減った。邦画がヒットするのは悪いことではないが、年が進むにつれ質が下がっているので喜んでもいられない。観客数は伸びても映画ファンの数は伸びていない。

21年前ハイティーンの時に車の故障が元で知り合い恋に落ちたアマンダ(リアーナ・リベラートー)とドーソン(ルーク・ブレイシー)が、共通の恩人である老人タック(ジェラルド・マクレイニー)が死に、その遺言に従って葬儀を行い、再会する。
 激しい恋だったのに別れた訳は、ドーソンがタックに暴力を加えたヤクザな父親(ショーン・ブリッジス)と争っている時に新婚の友人を死なせてしまい、服役することになった為。ドーソンは彼女の幸福を祈って彼女の面会を断り続けたのである。
 再会した二人は恋心を蘇らせるが、彼(ジェームズ・マースデン)としては夫と息子のいる彼女(ミシェル・モナハン)の立場を考慮しなければらない。そんな折彼女の息子が交通事故を起こして心臓に重大な傷を負い、医師からは移植が必要と言われる。その頃ドーソンは相も変わらず不良の父親に撃たれてしまう。

こうなれば後の展開は解り切ってしまうわけで、知らぬはアマンダばかりなり。

とにかく、映画は序盤から“運命”を通奏低音に進行する。事故で海に落とされた彼が海の中で見た夢と彼女が見た夢とが呼応、タックも妻との間にそういう現象があったと語る。通常言われる“運命の恋”よりぐっと強い“運命としての恋”が綴られる。ドーソンは死んだが、彼の心臓は生きている。二人の恋はこうして永遠のものになったのである。

スパークスの作品の中でも作為が目立つが、こうしたお話は余り強調せずに素直に描いたほうが白々しくならないはずで、僕がドラマ映画の監督としてかなり信用しているマイケル・ホフマンはオーソドックスに抑制的にかつきちんと映像に移している。その点を買って★一つ分おまけしておきたい。

残念なのは、ハイティーンの時と38歳の俳優陣が全く似ていず、気分が出ないこと。

今一つ火花(スパーク)が出ないぞ、この作品。

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かけがえのない人 ★★★
「きみに読む物語」の原作者ニコラス・スパークスのベストセラー小説を、「M:i:III」のミシェル・モナハンと「X-MEN」シリーズのジェームズ・マースデン共演で描いたラブストリー。高校時代に深く愛し合いながらも、ある事情から離ればなれになった男女の20年ぶりの再会と... ...続きを見る
パピとママ映画のblog
2016/08/01 20:16

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ハリウッド映画スターのフアンはいても、洋画のフアンは減ったということで・・・・
ねこのひげ
2016/08/07 07:43
ねこのひげさん、こんにちは。

そんなところなんでしょうねえ。
邦画のファンも増えてはいませんよ、きっと。映画らしい映画、余りないですもん。
オカピー
2016/08/07 19:43

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