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zoom RSS 映画評「ラブストーリーズ エリナーの愛情」

<<   作成日時 : 2016/07/24 09:55   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2013年アメリカ映画 監督ネッド・ベンスン
ネタバレあり

ネッド・ベンスン監督による二部作の片割れ。

僕の期待通り(笑)、大学教授のリグビー氏(ウィリアム・ハート)がビートルズの曲に因んで長女(ジェシカ・チャステイン)をエリナーと名付けたらしいことに軽く触れられている。

お話は勿論昨日アップした「コナーの涙」と全く同じだが、あちらで敢えて伏せられたエリナーの自殺未遂の場面や実家での場面がたっぷり見られ、中盤からは彼女の心情をじっくりと接写する、という寸法。

エリナーは死んだ息子に関して夫コナー(ジェームズ・マカヴォイ)との間に生じた齟齬感をたやすく払拭することはできないが、父、母(イザベル・ユペール)、妹(ジェス・ワイクスラー)や、父の同僚である女性教授(ヴィオラ・デーヴィス)と交流するうちに、人間や人生に対し信頼を取り戻していくようである。
 最後は、父親のレストランを引き継いだコナーが店から帰るところを、フランスから帰国したエリナーが追い、声を掛けるところで幕切れ。

二つ併せて見ると、エリナーの繊細すぎる神経と、彼女の行為が理不尽にさえ感じられて当惑するコナーの心情、夫々を見て納得したり同情したりして実感が湧く作品と言えるだろう。
 しかし、様々な状況から描かれない場面を想像するのが映画を見る楽しみであるということを考えると、こういう形でその想像を修正もしくは確認させ、相乗効果を狙うというアイデアも悪くないと思いつつ、正攻法の直球の凄みには及ばないと言いたくなる。

「エリナー・リグビーは教会でみまかり、誰に見送られることなく埋葬された・・・」

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この作品まで観るとわかりすぎて面白くないようにも思いますがね。
想像力の問題かな?
ねこのひげ
2016/07/24 19:07
ねこのひげさん、こんにちは。

一種の参考書的な作品。
こういう企画が通るのも、観客の理解力・想像力が劇的に落ちているからと想像するありません。
オカピー
2016/07/24 21:13

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