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zoom RSS 映画評「ラブストーリーズ コナーの涙」

<<   作成日時 : 2016/07/23 09:44   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2013年アメリカ映画 監督ネッド・ベンスン
ネタバレあり

Happy birthday to me!

前回見落とした時には「まあいいか」という気持ちが強かった。が、原題を知って観る気になったのだった。つまり、ビートルズの名曲「エリナー・リグビー」の主役と同じ名前が題名に使われていたので興味をそそられたのだ。かの曲のヒロインは人知れず死んでいくオールドミスで、本作のヒロインとは全く関係なさそうなのだが、ありふれた名前ではないので、脚本を書いてメガフォンも取ったネッド・ベンスンは何か意識しているのではないかと勝手に想像している。

レストランで食い逃げをしたコナー(ジェームズ・マカヴォイ)とエリナー(ジェシカ・チャステイン)は一見仲の良い夫婦だが、コナーは幼い息子が死んで以来孤独感を増していくエリナーの心を理解しきれていなかったようで、自殺未遂の末に家出した彼女を懸命に探すことになる。
 大学の聴講生になっている彼女や近くのレストランに現れた彼女に話しかけたり、大手レストランを経営している父親(キアラン・ハインズ)の愚痴を聞いたり、妻の母(イザベル・ユペール)と思い出話をするうちに心の整理がつき、だらだらやり続けていたレストランを畳んで、父親のレストランのオウナーになる。

本作は単独で評価するのが難しい作品で、同じ物語をエリナーの立場から綴る「エリナーの愛情」を見てから評価するのが本筋なのかもしれないが、「観たら書く」が僕の信条なので、とりあえず本作のみで書いておく。

本作は敢えてエリナーの心情に殆ど触れずに専らコナーの立場から描くので、彼女の心情を想像しながら見ることになる。登場人物の心情はいつも正確に解らなければならないということもないから、本作だけでも楽しめるが、その心情を綴っているはずの「エリナーの愛情」を観て確認して初めて真価が分かるはずである。

クリント・イーストウッド「硫黄島二部作」に近いアイデア。しかし、独立性の強かったかの二部作と違って本二部作には相乗効果が期待できるという違いがあるだろう。それも「エリナーの愛情」を見る理由となる。

まあ、二つ併せて一種の「羅生門」もの。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
最近ジェームス・マカヴォイの出演する作品が地上波でも流されることが多いようです。
人気が出ているのかな?
ねこのひげ
2016/07/24 19:06
ねこのひげさん、こんにちは。

何気なく、冒頭で昨日「わが誕生日」を告知したのですが、今年は反応がなく寂しいなあ。
喜べる年齢でもないですけどね。

>マカヴォイ
出演作が多くなっていますね。何気なく人気があるようです。

オカピー
2016/07/24 21:10

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