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zoom RSS 映画評「トゥモローランド」

<<   作成日時 : 2016/05/12 09:48   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2015年アメリカ映画 監督ブラッド・バード
ネタバレあり

ディズニーランドには全く興味がないが、取引先の中国人10名ほどを引き連れて遊んだことがある。全く統一の取れていない中国人グループを引率するのに難儀したことに加え、並んでも並んでも目的物に到達できないことに閉口した。
 という次第で、ディズニーランドのアトラクションについては全く知らず、本作のモチーフになったトゥモローランドなるものも知らない。これを知っていればもっと楽しめたかもしれないが、映画を楽しむためにディズニーランドに行くわけにもいかない。

1964年ニューヨーク万博の科学コンテストに出品した少年フランクが少女アテナ(ラフィー・キャシディー)に未知の世界へ導かれる。方や、現在、17歳の少女ケイシー(ブリット・ロバートスン)がロケット発射台を壊すことに反対して行動をするうちに逮捕されるが、釈放される時いつの間にか紛れ込んだバッジに触れた瞬間に不思議な風景を見る。

この二人に共通するのはバッジで未知なる世界へ導かれ、地球規模のプロジェクトに巻き込まれることで、最終的に世界滅亡を回避するために大奮闘することになるのだが、本格SF的であると同時に、それ故なのか或いはテキトーすぎるせいなのか、お話が進むに連れて何がどうなってそうなるのかよく解らなくなってくる。
 その代わり、諦めずに挑戦することの大事さを若者たちに訴えるメッセージだけは明瞭に伝わる。というより、直截的に言葉で訴え続けている。しかし、これでは全く身も蓋もない。

物語展開の背景となっているのが現在起きている戦争、テロ、環境破壊で、これは大人向けのメッセージとして受け止めることができる。しかし、片足棺桶組にはメッセージも内容も陳腐で、有難味が殆ど感じられない。

ケイシーが組織から追放されて引き籠っているかつてのフランク少年(ジョージ・クルーニー)の家に押しかけて、敵のロボット勢の攻撃をかわし、パリに飛んでさらに異次元へ飛ぶという、怒涛と言ってもよい長いシークエンスの勢いは好印象。しかし、異次元に行ってからは解りにくさが極まり、どうでも良い感じになってくる。

長すぎる(130分)という人がいるが、どちらかと言えば内容に比して短くてよく解らずつまらなくなった例。かと言って、現状のまま長さだけを増したところで興味が湧くほどの魅力も生まれそうにない。

アテナが息絶えるところで不覚にもじーんとさせられてしまいました。ロボットなのに。年だね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
中国に開演したデイズニーランドも開演前から大騒動のようでありますな。
中国人のマナーの悪さは世界一のようで・・・・
ねこのひげ
2016/05/15 06:50
ねこのひげさん、こんにちは。

>中国人のマナー
あと50年もすればだいぶ良くなっているでしょう。
できれば、共産党独裁体制でなければもっと良いですけれど。
オカピー
2016/05/15 17:36

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