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zoom RSS 映画評「ピッチ・パーフェクト」

<<   作成日時 : 2016/04/07 09:42   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2012年アメリカ映画 監督ジェースン・ムーア
ネタバレあり

学園ミュージカル(広義のミュージカル)なり。

DJ志願の美人アナ・ケンドリックは、教授たる父親の勤務する大学にいやいや進学してDJサークルに入会する一方、男子アカペラ・クラブと競い合っている女子アカペラ・クラブに誘われて入部する。
 ところが、リーダーのアンナ・キャンプが女舎監みたいに旧弊でレパートリーは一曲、同じアレンジを繰り返すので、コンテストの進行役も「眠い」を連発、実力の割には評価されない。副リーダーのブリタニー・スノウも内心は不満、アナや太っちょレベル・ウィルスン以下新入部員は面白くないが、専制的なので口答えができず、案の定今年も本大会進出を逃す。第2位のチームの不正が発覚して繰り上げで進出を果たすも、不具合が重なって二進も三進も行かずに途方に暮れる。
 それを回避するのがアナのDJ的センスを生かした選曲とアレンジでありました、めでたしめでたし、というお話。

全体の構成からして型通りの域を出ないので気勢が上がらないのであるが、何よりもいけないのが下ネタのオンパレードであること。現在の作品であるから、「ハイスクール・ミュージカル」の無菌室的上品さを真似する必要はなく、現実感を醸成する為の性的ネタはあっても良いが、それで笑いを誘おうというのは直截にすぎて程度が低いと言わざるを得ず、感心できない。

下ネタでも汚らしいのは下の下で、アメリカの青春映画の半ば定番になりつつ漫画的な嘔吐シーンは不快さを喚起する。日本ならこの手を喜ぶのは小学生くらいまで。アメリカの若者の知能は日本の小学生並みなのだろうか? それはともかく、ここまで嘔吐ネタが繰り返されている現在(尤も、本作は2012年製作であり、比較的初期の範囲に入るかもしれないが)既に定石即ち型に落ちている。新しいようで、もはや新しくないのである。それも集中を高めていこうとする序盤にあるから益々いけない。すっかり意気消沈しやした。

配役陣の歌唱に関しては文句なく、歌だけ聴く分には十分合格点と言うべし。

指摘する人が多いように、「ビッチ・パーフェクト」かと思いましたぜ。

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ピッチ・パーフェクト
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ほらね、結末が最高だった  音楽プロデューサーを目指すベッカは、バーデン大教授の父親に説得され、意に反して同大学に入学する。学園生活に何の期待もないベッカは、サークルの勧誘にもまるで興味なし。  ところが、シャワー中の鼻歌を聞かれたクロエに強引にスカウトされ、彼女のいるアカペラ部“ベラーズ”に入部することに。ベッカはそこで、自ら“ファット”と名乗るエイミーやエロさ全開のステイシー、レズビアンのシンシアら個性あふれる新入部員と巡り会う。  そして部長オーブリーの厳しい指導の下、全国大会... ...続きを見る
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
最近の日本の芸人のパンツ姿の芸にもウンザリしておりますがね。
1人2人ならまだしもね。

シャーロット・ランプリンブの『さざなみ』に見られるように、最近の映画は大人向けが復活してきたようで喜ばしい限りであります。
ゾンビや吸血鬼だけでなくいい加減ヒーロー物にも飽きてきましたね。
といいながらも今日WOWOシネマで『水爆と深海の怪物』があるので見ちゃいますけどね(^^ゞ
1955年の作品でありますよから、まあいいか。
ねこのひげ
2016/04/10 08:56
ねこのひげさん、こんにちは。

商売とは言え、こう横並びではねえTT

>水爆と深海の怪物
これは、また、話が別でしょう^^
SFXのSFはなかなか見られないですからねえ。
ダブル・スタンダード?
んなことはなありません(笑)
オカピー
2016/04/10 20:08

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