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zoom RSS 映画評「続 兵隊やくざ」

<<   作成日時 : 2016/02/09 08:53   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
1965年日本映画 監督・田中徳三
ネタバレあり

大映映画であるから、シリーズ第二作と言っても、主要スタッフは総入れ替えで、監督は愛欲ドラマ系の増村保三からアクション派の田中徳三に変わっている。お話は第一作の作り直しみたいなもの。

頭脳派・有田上等兵(田村高広)と武闘派・大宮一等兵(勝新太郎)の迷コンビは前作の最後で折角脱走に成功したのに、ゲリラの機関車爆破で負傷し病院にお世話になったため結局軍隊に戻る羽目になる。今度は別部隊に入営、またも入隊の年を振り回して上官への口応えにも遠慮しない。

今回は、特にお色気を巡って、明らかにコメディー化が進んでいる。性欲の強い大宮が、清純看護婦の小山明子に思い出の品として陰毛を要求する辺りそれが顕著。直接的な場面こそないとは言え、娼婦役の水谷良重ではなく小山明子にそんな役をやらせるのもかなり思い切ったことであったと思う。
 有田と大宮の役割分担が益々明確化し、勝新太郎がちょこまかと活躍するのも笑いを誘う。

前作に続き再びミステリー要素として上官の拳銃を拝借する場面がある。前作同様に綱渡り的で少々そそっかしい脚本(舟橋和郎)である印象を禁じ得ないが、今回は弾丸だけ戴けば良いので前回ほど気にならない。

また、喧嘩の場面はヤクザ映画の出入りと殆ど変わらない印象になって来た。

1960年代、上司への不満にくすぶっていた会社員たちが本シリーズで溜飲を下げていたのかもしれないですな。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
勝新太郎は目がかわいらしいので、俳優は無理だろうと言われていたそうです。
で、『座頭市』を作ったという話があります。
あれも『兵隊やくざ』みたいに、回を重ねるごとにスーパーマンみたいになりましたね。
ねこのひげ
2016/02/14 15:32
ねこのひげさん、こんにちは。

>目がかわいらしい
全くですね。

>『座頭市』
第一作は秀作でした。
全作保存してありますが、後期の作品はまだ見ていないので、そろそろですかな(笑)
オカピー
2016/02/14 19:35

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