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zoom RSS 映画評「映画 暗殺教室」

<<   作成日時 : 2016/02/01 09:53   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2015年日本映画 監督・羽住英一郎
ネタバレあり

松井優征の同名コミックを羽住英一郎が映画化したファンタジー映画。
 例によって、原作もそのTVアニメ化も知らないが、昨年NHK「スイッチインタビュー」に松井氏が出ているのを見て本原作と映画版の存在を知った。それにしても昨今、日米共に未成年者に闘わせようとする作品が多すぎる。それも一種のクローズド・サークルの形での進行、とほぼ相場が決まっていて興醒めるが、こういう作品が多くなった背景にはロール・プレイイング・ゲームなるものの存在があるのだろうか?

本作の着想は、まあ、面白い部類である。

月を爆破した後地球を征服し、自分を殺さなければ地球も破壊すると脅す変なタコ型宇宙人が現れる。彼は暗殺者に落ちこぼれ中学生たちを指定し、宇宙人に対してだけ殺傷能力のある銃やナイフを渡す。宇宙人はマッハ20で動けるためそう易々(やすやす)とはやられない。教育熱心な彼は生徒たちに全科目に強く(特に国語力)、また、作戦は多重的に立てなければならないと教えていく。
 かくして生徒たちは賢くなって暗殺能力を高めるとともに、先生に対して愛着を覚えるジレンマが生じて来る。

荒唐無稽という以上に、実際的に考えれば実に不合理なお話。自分をやっつける暗殺者をわざわざ育成する生命体など存在するわけがない。ありえないことを物語の主軸にするということはそこに実験性があるということである。
 何を実験しているかと言えば、教育のあり方である。本作は、どうすれば生徒は学んでいくか、ということを極端な形で見せているわけで、それを鑑賞者が実際の生活に役立てられるかどうか知らないが、そこに本作の実験的な面白味がある。

最初の部分で「まあ、面白い」といった表現になったのはそういうことで、娯楽映画における良い意味でのゲーム性において「バトル・ロワイアル」(2000年)以降作られた少年格闘映画の水準を高く超えるものではなく、「してやられたな」という印象は持てない。

出演者は、生徒として山田涼介、菅田将暉、山本舞香、敵になったり味方になったりする加藤清史郎など。防衛省の教官として椎名桔平とすっかり変態兄弟化した高嶋家の弟・政伸、アジア系にしか見えないスラブ系女殺し屋の英語教師として智英(じよん)が扮して、大いに賑やかす。

続編が来月公開とのこと。僕が観る(多分観るだろう)のは一年後。一年後ならまだ内容を記憶しているだろう。年を取ると新しい記憶が持たないのを痛感する。今笑っている諸君もそうなるのだよ。

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2016/02/01 11:21
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2017/01/28 08:49

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
昔・・・エロ本を生徒に読ませて授業に興味を持たせるという映画がありましたね。
教育というのはいつの時代でも大変なようです。
ねこのひげ
2016/02/07 10:29
ねこのひげさん、こんにちは。

>エロ本
外国語を憶える一番の近道は、外国人の異性とつき合うことなどと俗に言うのも、同じようなことですね。

>教育
教えるのは好きなので先生に向いていると言われましたが、人前でしゃべるのが嫌いなのを知っていましたので、先生にはなりませんでした。
素朴な家庭教師ならやっても良いデスが(笑)
オカピー
2016/02/07 19:01

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