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zoom RSS 映画評「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」

<<   作成日時 : 2016/01/04 09:54   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2014年日本映画 監督・犬童一心
ネタバレあり

原作者の中村航が好きだからでもなく、主演の相葉雅紀が目当てでもなく、監督が犬童一心だから観たのだが、かなりトホホな内容。

書店に勤めながら漫画家を目指してコミケなどで出品している相葉が、小学生の頃から色々と手助けして貰って来た幼馴染の女の子・榮倉奈々がオブジェ・アーティストとして協力しているプロジェクトで照明アーティストとして辣腕を振るっている韓国女性ハン・ヒョジュと知り合い思慕を抱き、奈々ちゃんに背中を押されて恋路に歩み出す。が、奈々ちゃんは実は彼を思っており、ヒョジュ嬢も片思いの最中。

その相手が相葉氏の同級生で売れっ子漫画家・生田斗真というのは些か出来すぎじゃろ。

それはともかく、片思いの連鎖を主題にしたお話は、洋画で観たような記憶があって新味不足。ならば少しアングルをつけようと、彼が少年時代に作り上げた小悪魔デビクロくん(声:劇団ひとり)を狂言回し的に絡ませたわけだが、この小悪魔くん(まあ主人公の分身ですな)の性格が曖昧で一向に機能しない。いつも謝ってばかりいる主人公に対して多少は悪魔的囁きもする一方、彼がデビクロくんの横に書き込んでいるのはヒューマンな教訓。
 どうも微温的でいけないが、この毒にも薬にもならぬ感じはまるでドラマ性のあるCMの長編バージョンを観ている如しで、ファンタジー性の中に人生の機微を表現してきた犬童監督の作品としては甚だ失望させられた。彼は老人を出さないとダメなのか?

もともと原作がその昔CMのイメージ・ソングに使われた山下達郎の「クリスマス・イブ」をイメージ・ソースとして書かれた作品だそう。だからCMっぽい雰囲気なのは想定内なのだろう。

一番楽しめたのは、山下達郎が選曲したらしい洋楽の数々で、本日鑑賞の二日前に放映されていた「プリティ・イン・ピンク」でも使われていたアソシエーションの「チェリッシュ」、スペンサー・デーヴィス・グループの「ギミ・サム・ラヴィン」等。中でもパリス・シスターズの「アイ・ラブ・ハウ・ユー・ラヴ・ミー」は渋い。この曲を聞くと、山下夫人の竹内まりやの「リンダ」を思い出さずにはいられない僕である。

がっかりしたと言っている割に☆★が少なくないのは、この三曲のおかげかもしれない(と他人事のように言う)。

青春映画系列でなかなか良いものが出て来ないのは困ったものだねえ。

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MIRACLE デビクロくんの恋と魔法/相葉雅紀
クリスマスソングの定番ソングとなった山下達郎さんの「クリスマス・イブ」をモチーフにした中村航さんの小説を犬童一心監督が映画化したクリスマスを舞台にした恋愛映画です。劇 ... ...続きを見る
カノンな日々
2016/01/04 10:11
MIRACLE デビクロくんの恋と魔法★★★
『100回泣くこと』などの原作者・中村航が山下達郎の「クリスマス・イブ」を基に執筆した小説を、『のぼうの城』などの犬童一心監督が映画化。12月24日、漫画家になる夢を持ち続ける主人公ら片思い中の4人の男女が遭遇する奇跡をファンタジックに描く。主演は、アイドルグ... ...続きを見る
パピとママ映画のblog
2016/01/04 19:56

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
あのCMは本当によかった。
『クリスマス・イブ』は去年もベスト100に入たそうです。
定番ですね。
ねこのひげ
2016/01/11 06:50
ねこのひげさん、こんにちは。

>『クリスマス・イブ』
きっと季節商品のようになっているのでしょうね^^
オカピー
2016/01/11 18:31

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