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zoom RSS 映画評「ネイバーズ」(2014年)

<<   作成日時 : 2016/01/13 09:12   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2014年アメリカ映画 監督ニコラス・ストーラー
ネタバレあり

アメリカの喜劇は下品を極めようとしつつあり、それが大ヒットするものだから、激しさを増して次々と作られるという循環にあるが、ブームになりかけても日本人に完全には受けないジャンルらしく、劇場公開されるのは限定的だ。ゾンビ映画、POVホラー、お下品コメディーはなるべく観ない(代わりに古い映画を再鑑賞する)と決めたものの、何かと理由を付けて観てしまう場合がままあり。

這い這いし始めたくらいの赤ん坊を抱えて新居での生活をエンジョイし始めた夫婦セス・ローゲンとローズ・バーンは、向かいの建物に大学の社交クラブの連中が越してきた為、心の広い大人であることを示しつつ、やんわりと「大きな音をたてるな」とご注意申し上げるが、その効果がない為警察に通報する。学生たちが約束を破ったと大騒ぎを起こすと、夫婦もあれやこれやの追い出し作戦を立てる。

というばかばかしい騒動の一編で、昔ならその作戦のデタラメさだけで笑わせただろうが、昨今はそこに下ネタを大量に投入する。
 下ネタのあるコメディーでも構わない。しかし、下ネタで笑いを取ろうとするコメディーはご遠慮申し上げる。本作でもシチュエーションで笑わすことのできる部分は相当あっただろうに、昨今の脚本家は下品な言動の数々に満ちた台詞しか眼中にないらしい。

この手の専任俳優はともかく、一般の男女優がかかる下品な台詞を言わせられるのを見ると気の毒になってくる。クラプの会長に扮するザック・エフロンの女性ファンは幻滅しているじゃろ。但し、優等生的なエフロン君と、悪ガキがそのまま大人になったようなローゲンの役柄をさかさまにしたような配役に妙があると言えば言えないことはない。

笑いが台詞頼りであること、本当に楽しむにはアメリカのサブカルチャーの知識が欠かせないこと、といった理由からこの手の喜劇が日本での公開が見送られることが多いのだろう(と見ながら思っていた)。

故ジョン・ベルーシの主演映画に同名の作品(1981年)がありますが、あちらのほうがまだマシでした。

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ネイバーズ
ガキ同士のケンカ 公式サイト http://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/neighbours 監督: ニコラス・ストーラー  「寝取られ男のラブ♂バカンス 」 マック(セス・ロ ...続きを見る
風に吹かれて
2016/01/14 09:38

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
昔は外国映画を輸入するのに厳選されたような気がしますが、テレビで流すのを前提にしているせいか、B級映画とも言えない雑な映画が増えたようですね。
ねこのひげ
2016/01/17 14:54
ねこのひげさん、こんにちは。

今は逆に、日本での劇場未公開に優れた作品が少なくないようで、映画館が大きなTVになっているのかもしれませんね。
 日本では実際TV局が絡んでいる作品が多いですし、海外のものもシリーズが多くてTV感覚。
 出来栄えが伴っていればまあ何でも良いデスが、実際そうでないものが多いわけで。
オカピー
2016/01/17 20:09

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