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zoom RSS 映画評「余命90分の男」

<<   作成日時 : 2015/09/01 09:23   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2014年アメリカ映画 監督フィル・アルデン・ロビンスン
ネタバレあり

昨年自らの手でこの世からおさらばしたロビン・ウィリアムズの最後の主演作と見なされる作品。同年の出演作が多く、遺作とはならないらしい。

次男の死去以来怒りっぽくなった初老男性ウィリアムズが、虫の居所の悪い代理の女医ミラ・クニスに「脳動脈瘤で90分の余命」と宣告を下されて、その間に家族や友人との関係の修復を図ろうとするが尽くうまく行かず、ハドソン川に飛び込んでも余命について嘘をついたことを反省したミラに助けられ、自分の意向に逆らってダンサーになった不仲の長男ハーミッシュ・リンクレイターと何とか話ができ和解した後結局入院、怒らずに最後の8日間を生きる。

脳動脈瘤も90分の余命も嘘なら純然たるコメディーであるが、主人公が重篤な病気であることは本当なので、コミカルな描写の多い人生ドラマという感じとなっている。

上映時間が80分強なので「もしかしたらリアルタイムに進行するのか」と予想してもみたものの、やはりそんなことはなく、主人公に留まらず嘘を言ったミラの方も自分の人生を見つめ直すという趣向を含め、型通りの人間関係修復物語という印象は回避できない。「フィールド・オブ・ドリームス」で抜群の詩情を漂わせたフィル・アルデン・ロビンスンも無難に場面をつないでいる程度で、またもや期待を裏切った形。

この撮影の何か月か後には自らの手でとは言えこの世からグッドバイするウィリアムズ中心に考えれば、やりきれない映画だった。

ここ数年欧米の芸能界にびっくりする死亡記事が続いている。人間は弱いな。

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15-067「余命90分の男」(アメリカ)
手遅れにならないうちに、愛していると伝えられるだろうか  人並み外れた癇癪持ちのヘンリー・アルトマンは、家族に愛想を尽かされ、友人に嫌われてもお構いなしの日々。その日も病院で長時間待たされたあげく、主治医ではないシャロンに診察され怒り心頭。わめき散らすヘンリーにうんざりしたシャロンは、彼の脳に異常があるとつい口を滑らしてしまう。  だがヘンリーはさらにヒートアップ。ブチ切れたシャロンは「余命は90分」と出まかせを言い、さすがに動揺したヘンリーは病院を飛び出し、残された時間で人生をやり直... ...続きを見る
CINECHANが観た映画について
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
人間は弱いですね。
逃げればいいんですが、取りつかれると自殺しか思いつかなくなるんですかね。
いつか、逆転した例はいくらでもあるんですがね。
ねこのひげ
2015/09/06 11:28
ねこのひげさん、こんにちは。

逃避は悪いことと言われることが多いので、そういう性格の方はそうなるのでしょうね。
当方は気が小さいですが(或いは小さいので)、自殺など思いもよりませんなあ。しかし、病気など痛みで追い詰められると分かりませんね。
オカピー
2015/09/06 18:24

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