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zoom RSS 映画評「ヨコハマ物語」

<<   作成日時 : 2015/02/20 09:11   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2013年日本映画 監督・喜多一郎
ネタバレあり

「時間を返せ」などと野暮なことは言わないものの、興行成績に反比例して低レベル化が進む邦画の鑑賞を制限している中慎重に選んで観たつもりがこのレベルではさすがにがっかりだ。

横浜のサッカー場でグラウンドキーパーをしていた奥田暎二が65歳で定年に達した日に妻・市毛良枝を失い、一人暮らしが始まる。息子とは断絶中である。
 四十九日の墓参の際に両親の墓に文句を言っている若い娘・北乃きいに気付いた後食事を摂っていない彼女が倒れた為に家に連れ帰り食事をさせる。彼女はアマチュア・バンドのマネージャーをしていたが、ボーカルをメジャーのレコード会社に引き抜かれて家賃も払えない状態、かくしてこの家の住人になり、部屋が幾つも空いていることを利用してシェアハウス稼業を勝手に始める。
 早速大手不動産企業のOL佐伯めぐみが越してきた後、公園で知り合ったシングルマザーの菜葉菜が連れて来られる。さらに佐伯嬢が勤め始めたレストランを首になった泉沙世子も同居人となるが、この彼女がアメリカのソウル・シンガーも顔負けの歌上手だったものだから、ボーカルの空いたバンドに彼女を加えてクラブハウスでのデビューを画策、奥田の知り合いに経営者いたものだからそこでスタートを切ることになる。

と、詳細に書くにも及ばないストーリーは余りに調子が良く粗雑に過ぎると言わなければならないが、家族とのコミュニケーションは大事にしなければならないという主張は大変解りやすい(これはなかなか結構)。
 このテーマは仕事にかまけて亡き妻を粗略に扱ってきた家主・奥田だけではなく、人との触れ合いを避けたがるOLや、妊娠を巡って両親と断絶しているシングルマザーにも当てはまるわけで、家族の居ないバンド・マネジャーがそれを教える役目を負って進行役を務めるのは多分に逆説的で少し面白い。

作劇的には気に入らないところばかり、特に事あるごとに亡妻のフラッシュバックが入るのがくどくて戴けず、サーフボードをめぐる騒動も余りにセンスがなく興醒めさせられる。

泉沙世子嬢のボーカルは凄い。アメリカでも通じるレベルではないかと思う。

姉が住んでいた都合で横浜には何度も行きましたけど、市内で遊んだ経験はほとんどないなあ。

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ヨコハマ物語/北乃きい、奥田瑛二
横浜を舞台にアマチュアバンドの女性マネージャーと病気の妻を亡くした男性が再生していく姿を描いたご当地映画なヒューマンドラマです。監督・脚本を務めたのは『星砂の島のちい ... ...続きを見る
カノンな日々
2015/02/20 09:49

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
横浜はよく行きましたが、中心地を離れると、ものすごい崖の上や下に住宅があったりして大丈夫か?と思います。
横浜は、幕末まではさびれた漁師村であったのでしかたないのでしょうが・・・
災害の事を考えた方がよさそうな場所が多いです。
ねこのひげ
2015/02/22 10:27
ねこのひげさん、こんにちは。

徳川家康が幕府を老いた頃は江戸もど田舎だったといいますし、
横浜は200人くらいしか住んでいなかったとか。
江戸時代以前は群馬や茨木が関東の都会だったのだ(笑)
オカピー
2015/02/22 19:35

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