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zoom RSS 映画評「スタンピード」

<<   作成日時 : 2014/08/30 07:44   >>

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☆☆☆★(7点/10点満点中)
1965年アメリカ映画 監督アンドリュー・V・マクラグレン
ネタバレあり

観ていないA級西部劇はもうないと思っていたが、まだあるようですなあ。かつての映画放映ラインアップに比べると全くやる気の感じられないNHKの数少ないご馳走でござる。

マニアックな西部劇ファンを狙ってつけられたのであろう邦題(家畜の暴走のこと)に偽りありで、前半と後半を繋ぐシークエンスでほんの少し出て来るだけである。

前半は、角のない牛ヘレフォード種を繁殖させる為にイギリスから娘ジュリエット・ミルズと共に渡米した中年未亡人モーリーン・オハラがセントルイスの畜産博覧会で遠方の買主に売る。買主に送り届ける役を負ったはずの牧童ジェームズ・スチュワートは横取りを企む牧場主に与したものの考えを変えた為に一味のジャック・イーラムとの間に争いが生じる。その時悪漢イーラムが銃を放って暴走が起きるのである。

やがて、テキサスの高原地帯で砦を構えているひげもじゃの買主ブライアン・キースの屋敷に一同がたどり着く。争いの際に息子ドン・ギャロウェイが重傷を負った為に一同は長居をすることになり、そうこうするうちに若い二人は恋人同士になり、野蛮人みたいな父親キースも美人のモーリーンに色目を使い始める。他方、彼女のヘレフォード種繁殖に賭ける熱意に影響を受けたスチュワートは、逆に諦めかけている彼女をよそに、厳しい気候環境のもと命を賭して奮闘する。

かくして牛の繁殖と中年同士の恋の行方はいかがなりましょうか、というのが後半のお話で、ジョン・フォードの作風をそのまま受け継ぐ序盤の集団喧嘩や中盤の対決における素晴らしい呼吸の描写を考えると、この後半は些かおっとりしすぎているかもしれない。
 しかし、スチュワートが必ずしもジョン・ウェインを追う必要もないわけで、彼らしい誠実さがお話の進行に連れて徐々に大きくなる辺りドラマ的になかなか見応えがある。

時代の流れでこの辺りから西部劇の衰退が始まるのだなあ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
これはテレビで見たわけでありますが・・・・・
子供だったせいか、スタンビートの部分だけはよく覚えておりました。
中年のおっさんの恋愛はどんなだったけっ・・・・?でありました。('◇')ゞ
ねこのひげ
2014/08/31 07:51
ねこのひげさん、こんにちは。

題名は知っていたので観たつもりでいましたが、一向に記憶が蘇らない。
ということは観ていないのでしょう^^
少なくともIMDbに投票はしていませんでした。
オカピー
2014/08/31 17:09

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