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zoom RSS 映画評「革命前夜」

<<   作成日時 : 2014/06/07 09:49   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
1964年イタリア映画 監督ベルナルド・ベルトルッチ
ネタバレあり

ベルナルド・ベルトルッチ24歳の時の長編第二作である。

ブルジョワなのに共産革命を目指す若者ファブリツィオ(フランチェスコ・バリッリ)が母親の妹ジーナ(アドリアナ・アスティ)と禁断の関係に陥るも、結局ブルジョワという立場を超えることができず、革命前夜しか味わえない現実に気付き、親たちが進めてきた令嬢クレリア(クリスティナ・パリセット)との結婚を選択する。

お話のベースは、僕のご贔屓作家スタンダールの古典「パルムの僧院」らしいが、男女関係は原作よりこちらのほうがぐっとシンプル、その代りに現代の若者らしい複雑な心理の動きが前面に押し出されている。

しかし、元来大衆映画ファンである上に、災難続きで心労がピークに達している今の僕にはこんな面倒臭い内容について考える余裕がない。解るのは、一種のジャンプ・カットや本の朗読や引用にジャン=リュック・ゴダールの影響が多大に認められること、ほんの2,3カットだけ出て来るカラー部分の感覚にフランソワ・トリュフォーの影を見出すことができることくらい。
 また、フォトジェニックな優れたショット群、そのショットの繋ぎの鮮やかな呼吸が、映画的な価値を高めていると思う。こういう画面は昨今の映画ではなかなかお目にかかれないので、興奮させられるものがある。しかし、全体としては余りピンと来ない。

ルキノ・ヴィスコンティも貴族なのにプロレタリア映画を撮っていましたね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
カストロもいいところのボンボンで、弁護士になるために大学に行っていますからね。
晨の貧乏人は、革命よりその日をどうやって生きていくかに必死で革命どころではないでしょう。
ねこのひげ
2014/06/08 09:14
ねこのひげさん、こんにちは。

様々調べたわけではないですが、貧乏人の思想家なんて殆どいないでしょう。
人間は依然愚かではあるものの、「三歩進んで二歩下がる」くらいのペースでは進歩しているかもしれませんから、差別も戦争もいつかは終わるかもですね。
オカピー
2014/06/08 21:31

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