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zoom RSS 映画評「シャドー・ダンサー」

<<   作成日時 : 2014/06/04 17:47   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2011年アイルランド=イギリス合作映画 監督ジェームズ・マーシュ
ネタバレあり

北アイルランド、少女の頃に弟を殺されたアンドレア・ライズボローは20年後の1993年、子供以外の家族が全員IRAに与している一家の一員としてテロを実行しようとした際に、英国MI5に逮捕される。捜査官クライヴ・オーウェンが服役するか密告者となるか選択を迫ると、息子のいる彼女は一族を裏切る行為に嫌々従事することになる。
 刑事襲撃事件辺りから密告者の存在に気付いたIRAは家族に事実関係を迫る。一連の流れの中で母親を失った弟はオーウェンを自動車に仕掛けた爆弾で暗殺することで母の復讐を果たし、アンドレアと共に去っていく。

アンドレアとオーウェンの間にちょっとした恋愛関係が生まれるのは通俗的と言えばそれまでだが一応のアングルで、映画ムード的に北国らしい冷たい空気を感じさせて悪くない。

しかし、人物関係はこの手の作品によくあるように一回ですんなりと解るようには作られていないし、解ったとしても要領を得ない部分が多く、面白いお話とは言いかねる。
 ではあっても、実際のスパイ活動がこの作品のように地味であることを考えれば、「アクションがないからつまらない」などと行ってそれをつまらない理由とするのは大いなる勘違いと言うべし。華美なアクションが殆ど出て来ないジョン・ル・カレやグレアム・グリーンのスパイ小説やその映画化のほうが実際のスパイ活動に近いはずで、アクションが眼目にしていない映画においてそれを指摘するのは野暮である。ただ、僕にしてもル・カレの映画版などと比べると展開が散漫で、感心するほどではなかった。

そもそもスパイ映画ではないけどね。

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シャドー・ダンサー ★★★
記録映画でオスカーに輝くジェームズ・マーシュ監督の政治サスペンス。原作がヨーロッパで大絶賛された「シャドー・ダンサー」=悲しみの密告者、著者はトム・ブラッドビー。 ...続きを見る
パピとママ映画のblog
2014/06/06 00:04

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
スパイ映画といえば007が浮かぶからでありましょうが、実際は地道な努力によって情報を得ることのほうがはるかに多いでしょうね。
観るだけなら冷たい風景もいいものです。
ねこのひげ
2014/06/08 09:03
ねこのひげさん、こんにちは。

MI5出身(だったか?)のル・カレの書いている小説の地味さを考えれば「推して知るべし」であります。
オカピー
2014/06/08 21:18

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