プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画評「夕陽に立つ保安官」

<<   作成日時 : 2014/05/29 09:57   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 2

☆☆☆★(7点/10点満点中)
1969年アメリカ映画 監督バート・ケネディー
ネタバレあり

三作続けての再鑑賞。

バート・ケネディーはコメディー西部劇の名手で、面白い作品が多く、結構お気に入りの監督である。
 本作はコメディーであっても設定は本格的で、主人公のガンマンがずっこけではなく射撃の名手であるなど、コメディーの定石を外しているのは特に評価しておきたい。

ゴールドラッシュで湧く出来たばかりの町に、ジェームズ・ガーナーが豪州へ渡る資金稼ぎの為に黄金を探し出そうとやってきて、ウォルター・ブレナンを家長とするならず者一家の息子の一人ブルース・ダーンの卑怯な殺人現場に遭遇する。黄金を探し当てるまで食いつなぐ為、町長が切望している保安官に志願、銃の得意そうな馬番ジャック・イーラムを副保安官に任命し、早速ダーンを留置所にぶち込む。
 留置所なのに鉄格子がなく、それをダーンが協力して作るなどおとぼけも良いところで、精神状態の良い時に見たら腹がよじれそうである。ブレナンと他の息子たちが窓の格子を外そうと馬に引かせるが格子が外れず、三人が馬から落ちてしまう・・・という定石の逆を行く可笑しさ。

新任保安官がならず者一家と対峙するという構図は「荒野の決闘」というかOK牧場挿話からの拝借で、「リオ・ブラボー」に似ているところも多い。留置場に入れられるならず者の名前は共にジョーである。「リオ・ブラボー」では主人公側だったブレナンが悪役で出て来るのも作者たちが意識しての配役なのだろう。

こうした場面の合間を繋ぐ役目を負っているのが変てこな町長令嬢ジョーン・ハケットで、ガーナーと彼女とのやり取りにはジョン・ウェインとモーリン・オハラのパロディー的なところがある。当時モーリンがもう少し若かったら学校の先生みたいな印象のジョーンより適役で、もっと笑えたに違いない。

男優陣のおとぼけは概ね良いが、ご贔屓ダーンのずっこけぶりが彼らしくて特にヨロシイ。今回は家が水浸しになった翌々日という、最悪の精神状態で観た為余り笑う気にもなれず、さほど楽しめなかったが、採点は昔観た時の記録と同じにしやした。

春よ来い。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
面白い

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ジェームス・ガーナーのとぼけた味わいは好きですな〜
品もありますしね。
ねこのひげ
2014/06/01 05:31
ねこのひげさん、こんにちは。

ガーナーのおとぼけ、見事でしたね。
日本では大人気があったわけではありませんが、隠れファンが案外多かったのではないでしょうか?
オカピー
2014/06/01 16:40

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
映画評「夕陽に立つ保安官」 プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる