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zoom RSS 映画評「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」

<<   作成日時 : 2014/03/17 10:11   >>

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☆☆☆★(7点/10点満点中)
2011年イギリス=アメリカ=アラブ首長国連邦合作映画 監督ジョン・マッデン
ネタバレあり

上品なドラマらしいドラマを作らせたら英国の右に出る国はない。

一組の初老夫婦を含む7人の英国男女が新天地を求めて出かけた元植民地のインドで逗留を始めたホテルが若者デヴ・パテルが一人で切り盛りするとんでもない貧乏ホテルだったので大騒ぎになるが、簡単に帰る手段も持たない為暫くそのまま泊まることになる。

という群像劇で、夫の死後残された借金を返済する為に自宅を売るジュディ・デンチ、青年時代の恋人(男性)を求めてインドに戻る元判事トム・ウィルキンスン、引退後国内に適当な家を求めるつもりが当てが外れてこのホテルを選ぶビル・ナイとペネロープ・ウィルトンの夫婦、股関節手術の為に何故かインドに来る羽目になった気難しい老婦人マギー・スミス、パートナーを求めにやって来たようなセリア・イムリー、ロナルド・ピックアップという面々が色々と交錯し小事件を繰り広げるうちに、人間様々な不安や苦労を重ねても最後には大団円を迎えるという人生観を見出す。

今の僕こそそうあれかしと思って観ており、一応元気づけられはしました。しかし、それにもそれなりのパワーが必要なのに、吾輩にはそれが決定的に不足しているのだ。困ったことです。敢えて言えば、昨年リストアップしたおよそ1000作の読みたい古典本を読破することがモチベーションとなっているくらい。

それはともかく、インドが舞台ではあるから英国貴族調(僕が命名した表現)の格調の高さと違って画面にはやや混沌とした印象があるものの、僕が割合好きな監督ジョン・マッデンの展開ぶりが実に上品、意味なく観客を混乱させる挿話を交えることも、変な刺激やお下品な要素も一切なく趣味が良い。

配役も老練な英国最強老優の勢揃いといった印象で、それぞれ枯淡の域に達して力の抜けた好演揃い。

僕も後何年かしたら彼らの年代に入る。それまで健康でいられますように。

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マリーゴールド・ホテルで会いましょう/ジュディ・デンチ
『恋に落ちたシェイクスピア』のジョン・マッデン監督が『007/スカイフォール』ジュディ・デンチを主演に高級リゾートで穏やかな日々を過ごそうとインドへとやってきた7人の男女の ... ...続きを見る
カノンな日々
2014/03/17 10:20
マリーゴールド・ホテルで会いましょう★★★★
高級リゾートで穏やかな日々を過ごそうとインドにやってきた7人の男女が、お粗末なホテルと現地の文化にショックを受けながらも、新しい人生を踏み出してゆく姿を描いたドラマ。 ...続きを見る
パピとママ映画のblog
2014/03/17 18:12

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
歴史と伝統の重み・・・・・どうあがいてもハリウッドが手に入れることの出来ないものでありますな。
ねこのひげ
2014/03/25 02:02
ねこのひげさん、こんにちは。

デーヴィッド・リーン、ジェームズ・アイヴォリーが僕の考える典型的英国貴族調映画の作家ですね。
彼らの映画を観ていると、正座して観たくなります。

ハリウッドも大昔は、欧州からわたって来た監督が多かったですから、多様性があって面白かったのですが、今はダメです。ヒッチコックも英国から渡って来た為、品がなさそうでありました。
オカピー
2014/03/25 19:41

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