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zoom RSS 映画評「ジャッジ・ドレッド」

<<   作成日時 : 2014/03/16 10:21   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2012年イギリス=南ア=アメリカ=インド合作映画 監督ピート・トラヴィス
ネタバレあり

シルヴェスター・スタローン主演のSFアクションのリメイク、というより、英国コミックの再映画化で、allcinemaによればこちらのほうが原作に近いらしい。

核戦争後の荒廃したアメリカ東海岸にあるビッグ・シティ、ここには数億の人々が集中し、極悪犯罪が多発している。その為警官、裁判官、刑の執行官を兼ねるジャッジなる職務が生まれ、主人公ジャッジ・ドレッド(カール・アーバン)が、人の心が読める超能力を持っているためテストされることになった女性ジャッジ候補アンダーソン(オリヴィア・サービー)を相棒に、麻薬製造・販売で上り詰めた元娼婦ママ(レナ・ヘディ)が全権を掌握している超高層ビルに入り、彼女以下の悪党どもを滅ぼさんと立ち向かっていく。

スタローン版では反官憲側だったミュータントが主人公側になっていたり、途中から一種の密室アクションになっていくのはいかにも現在的趣向。殺害については昨今の映画らしく精神衛生的に良くないと思われる見せ方が多く、少なくとも僕の好みにあらず。
 悪党が作っている麻薬を吸引すると風景がスローモーションに見えるという特性を利用した落下場面はアイデアとして面白い。落下していく本人を捉えた客観場面をその主観で撮っている形と理解させるよう作られている。最近の若い人は、主観・客観などといった面倒臭いことを考えずにこういうことを直感的に理解してしまうのだろう。

主演のカール・アーバンは素顔を全く見せないから事実上の声の出演みたいな印象。笑えます。

実質90分強。欧米ジャンル映画のコンパクト化が進んでいることだけは歓迎致します。邦画のメジャー作品は内容にふさわしからず相変わらず長い。今月の鑑賞予定リストの放映時間を見るだけでうんざりしてくる。

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「ザ・レイド」「ジャッジ・ドレッド」
「ザ・レイド」 「ジャッジ・ドレッド」  ...続きを見る
Akira's VOICE
2014/03/16 10:25
ジャッジ・ドレッド3D ★★★.5
スペインのカルロス・エズキエラと「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の原作者ジョン・ワグナーが生み出したイギリス発の人気SFアクションコミック『ジャッジ・ドレッド』。秩序の番人ドレッドが正義を取り戻すために戦う様を描き、1995年にはシルベスター・スタローン主... ...続きを見る
パピとママ映画のblog
2014/03/16 10:26
ジャッジ・ドレッド(2012)
スローモーションが半分しか活かされていない 公式サイト。原題:Dredd。イギリス=南アフリカ。ジョン・ワグナー原作、ピート・トラヴィス監督。カール・アーバン、オリヴィア・サ ... ...続きを見る
佐藤秀の徒然幻視録
2014/03/16 15:33
ジャッジ・ドレッド/カール・アーバン
1995年にシルベスター・スタローン主演で映画化された近未来SFアクション・サスペンス『ジャッジ・ドレッド』はもともと英国のSFコミックが原作だったんですね。知りませんでした。 ... ...続きを見る
カノンな日々
2014/03/16 18:22
13-043「ジャッジ・ドレッド」(イギリス・南アフリカ)
彼女は法ではない、俺が法だ   核戦争で荒廃した近未来のアメリカ。東海岸一帯に広がる唯一の都市メガシティ・ワンは、超高層ビル郡の中に多くの住民がひしめき、犯罪が多発していた。  そんな崩壊寸前の街の治安を守るのが、警察機能と司法を兼ね備え、逮捕から判決、刑の執行までをも一手に引き受けるエリート司法官“ジャッジ”たちだった。  その中でも圧倒的な戦闘能力と不屈の意志でトップに君臨するジャッジがドレッドだった。  ある日、新米女性ジャッジ、アンダーソンの適性判断を任されたドレッドは、彼... ...続きを見る
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2014/03/17 00:26

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
4か国が合作なんてどういうこと?と思いましたけど・・・
まあ、それなりでありましたし、短いのでテンポがよかったですね。
いずれ、日本も見習うでしょうね〜( 一一)
ねこのひげ
2014/03/16 12:45
お久しぶりです。

キャラクターの主観映像を巧く使ったカメラワークは昔の映画に多数見られましたね。
特にヒッチコックは巧かった。

最近の映画ファンの中には、ヒッチコックの存在を知らない人までいますからね。
映画の知識がないままでは、日本映画はますますレベルが下がってゆくでしょう・・・。

2014/03/16 14:06
ねこのひげさん、こんにちは。

最近はロケ地を提供するだけでも合作になることもあるようなので、実際に英米合作でしょうね。
TV局が映画製作に絡んでから、必要以上に懇切丁寧に作る傾向が出ていますから、結構時間がかかりそうな気がしますよ。150%くらい説明しているドラマですら筋を追えない大学生もいる(ある大学教授のお話)時代ですから。
オカピー
2014/03/16 21:27
米さん、こんにちは。

>主観映像
サスペンスは客観の中にうまく主観を入れて初めて面白くなると言ってもいいくらいですし、ヒッチコックはそれを実行した人。と言うか、それを明らかにした人と言っても良いかもですね。

仰る通り、映画文法を碌に意識していない人間が映画を作っていますから、日本映画は本当に凋落の一度を辿るような気がします。
オカピー
2014/03/16 21:32

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