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zoom RSS 映画評「ジャックと天空の巨人」

<<   作成日時 : 2014/02/25 14:07   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2013年アメリカ映画 監督ブライアン・シンガー
ネタバレあり

「英米映画界特にハリウッド映画界は童話のアクション映画化にネタ不足解消の光明を見出したようだ」と日本未公開映画「ヘンゼル&グレーテル」で述べたそばから、英国の有名説話のアクション版登場と相成った。

大昔巨人族が人々を食らう楽しみを憶えたが、エリック王が退治して天空の島に追いやり、彼らの心臓で王冠を作る。王冠には絶大なる力があり、これには巨人族もひれ伏すしかない。
 時が流れ、王の末裔である姫エリナー・トムリンスンが冒険心にかられてこっそり一人で出かけて嵐に遭遇、逃げ込んだ先が修道士から渡された豆の種を持つ農民の若者ニコラス・ホルト(即ちジャック)の家。雨の影響で種は伸びて天にまで伸び、騒動のうちに姫は登ってしまう。
 王イアン・マクシェーンに命じられて姫の婚約者である悪漢貴族スタンリー・トゥッチや姫を慕う騎士ユワン・マクレガー、そしてホルト君などと天空の国ガンチュアに出かける。トゥッチはそこで絶対権力者になる野心を実現しようと邪魔になる者を排除し、姫の残した王冠を手に入れて巨人たちを従えるが、マクレガーとの格闘の末に死ぬ。かくして王冠を奪った二頭のボスに率いられた巨人族が食欲を満たそうと地上に降りて来襲、これに立ち向う為にジャックが大奮闘する。

前提となる巨人族の童話を少年ジャックと少女の姫が読んでもらうカットバックから入ることで二人が運命の人であることを示した上で本論に入り、終盤と綺麗な対称を付けて工夫を凝らしているものの、人物配置・造形や絶対権力をもたらすアイテムなどゲーム的作品の型に沿った展開でそう面白味があるとは言えない。

作劇上の一番の疑問は、姫を助けに行く手段である蔓が同時に巨人族が下りてくる手段でもあるので王様が悩んで蔓を切らせた後に、巨人族がいとも簡単に蔓を生やして降りてしまう部分。王様のハムレット的な悩みは何であったのでありましょうか? 

それ以外は見通しが良く退屈させないが、ブライアン・シンガーが監督したと聞けばもう一段上のものを期待したくなるのは人情だろう。

巨人国がガンチュアという名称なのは、フランスのラブレーの書いた古典「ガルガンチュワ物語」によるのは明らか。

ターゲットはどの辺りの年齢層なのでしょう。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
作品としては嫌いではありませんね。
なかなかよくできてました。
ジャックと豆の木などの童話を読んでいた世代向けでしょうね。
いまの連中は本を読まないそうですから・・・もっぱらスマホばかりのようで・・・
ねこのひげ
2014/02/27 16:22
ねこのひげさん、こんにちは。

お話が単純で見通しもテンポも良いのですが、好きか嫌いかというより、VFX技術の発達によりSF/ファンタジー系が余りにも増え、飽きてしまっているんですね。
僕が年を取ったということもあるかもしれませんね^^;
オカピー
2014/02/27 17:58

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