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zoom RSS 映画評「バラキ」

<<   作成日時 : 2014/01/24 14:54   >>

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☆☆☆☆(8点/10点満点中)
1972年フランス=イタリア合作映画 監督テレンス・ヤング
ネタバレあり

1972年に「ゴッドファーザー」がセンセーションを起こした後、腐るほどマフィア映画が作られ公開されるようになった。その中でこの「バラキ」は実録物らしいタッチでなかなか充実、一種のマフィア・メロドラマである「ゴッドファーザー」とは別種の面白さに横溢している。40年ぶりの再鑑賞になるが、実録風の切り取るようなタッチにやはり見応えがあった。

本作公開時日本ではまだよく知られていなかったコーザ・ノストラ(バラキの所属した組織の名前)やその主たるボス、ラッキー・ルチアーノも「コーザ・ノストラ」(1973年)といった映画で有名になっていく。

1930年泥棒からイタリアン・マフィアの運転士に取り立てられたジョー・パラキ(チャールズ・ブロンスン)が様々な殺しに与した後、宝くじやレストランなどの店を任されるなどして中間幹部になる一方、それ故に生き馬の目を抜く上層部の権力争いに巻き込まれ、晩年は長く服役することになる。

その中で彼がFBIに語ったのが本作の内容で、若い頃妻(ジル・アイアランド)との間をとりもってくれた親分(リノ・ヴァンチュラ)と関係がこじれていく様子など、大体実話と考えて良いのだろう。

この後公開される日本の「仁義なき戦い」シリーズはタッチ的に「ゴッドファーザー」より実録的な「バラキ」寄りだから、「仁義なき戦い」がお好きな方にはこちらのほうが面白いかもしれない。ブロンスン主演映画の中ではトップ・クラスに置きたい佳作で、少なくとも愛妻ジルと共演した作品の中では一番楽しめると思う。

「ゴッドファーザー」が豪華装丁本であるとしたらこちらはペーパー・バック的なざらざらした雰囲気。テレンス・ヤングが職人的な巧さを発揮しているが、格で「ゴッドファーザー」に及ばないのは致し方あるまい。最初から狙いが違う。

この映画にもジルさん出ていたのか。すっかり忘れていたです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
マフィアという組織の実態を暴いた映画という触れ込みでしたね。
劇場で観ましたが、地味ながらよい出来で、さすがテレンス・ヤング監督と思ったのを覚えております。

ラッキー・ルチアーノ・・・アメリカ政府に協力したおかげで生き延びたおっさんで、日本も含めてどこの国の政府もこういった勢力とつながりがあるようでありますな。
ねこのひげ
2014/01/26 07:24
ねこのひげさん、こんにちは。

「ゴッドファーザー」のように心を揺さぶるようなところはありませんが、寧ろ“感じ”はこちらのほうが出ていたように当時(も今も)思いましたね。

>ルチアーノ
この映画と「コーザ・ノストラ」でこの名前を憶えました。
銀行がそういう組織に融資しただけで大変な騒ぎになりますけどね、政府は繋がりがあっても秘密保護法で(こんな法律なくても)保護されちゃう(笑)
オカピー
2014/01/26 17:41

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