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zoom RSS 映画評「強奪のトライアングル」

<<   作成日時 : 2013/11/21 10:08   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2007年中国=香港映画 監督ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ジョニー・トー
ネタバレあり

鑑賞中どうもシュールなばかりに支離滅裂な展開だなあと首を傾げていたら、ツイ・ハーク、リンゴ・ラム、ジョニー・トーの三監督が詳細な打ち合わせなしに個々に作り上げた3パートを繋いだ作品だそうな。観終わった後初めて知りました。

ルイス・クー、サイモン・ヤム、スン・ホンレイの知人同士三人が宝石強盗の打ち合わせをしていると、謎の人物が唐時代の金貨を持って現れ、“秘宝を狙ったら如何?”と言って姿を消す。強盗を止めて、指示されたところへ行くと言葉通り唐時代の黄金衣装を発見する。クーに強盗を唆していたヤクザが宝石の代りとなるこの秘宝を奪おうとするのは言うまでもない。ヤムの後妻ケリー・リンは刑事ラム・カートンと懇ろになっていて、三角関係のもつれからこれも秘宝を奪おうとする。

最初の秘宝の件(くだり)はツイ・ハークらしい伝奇もの的な要素が充分、ヤクザや刑事が絡む中盤はリンゴ・ラム演出による紛うことなきフィルム・ノワールとなる。ここまではまあ平均的な犯罪映画といった趣きなのだが、ジョニー・トーが担当した最後のパートで突然コメディー調の、しっちゃかめっちゃかな展開に変わる。即ち、

ジャングル地帯の村にパンクをさせて修理代を頂戴するという変な男がいて、秘宝を持ち逃げしたカートンを始め、三人組、ヤクザ二人組がいずれもパンクさせられた為修理の間時間つぶしに訪れた村の食堂に会して秘宝争奪戦を繰り広げることになり、これに三人組を追ってきてこれまたパンクさせられた自転車の警官が絡む、という具合。パンクにより一同が会するというコミカルな設定に一応の面白味があるものの、変人の扱いが泥臭く、大昔のカンフー映画みたいなムードに苦笑させられるところ多し。

監督夫々の特徴や個性がある程度出ている一方、トータルとしては当然トーンの一貫性がなく、監督が一人ならとんでもない大愚作と貶さざるを得ないが、三人が監督したということを考慮してこの程度の☆にしておきましょう。

香港映画の地金が出た感じだなあ。昔を知らない人は却って楽しめるかもね。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
昔を知っているおっさんとすれば、成長のない国だと思わざるえないですな〜
政治的にも軍事的にも・・・ですがね・・・・
ねこのひげ
2013/11/24 11:26
ねこのひげさん、こんにちは。

喜劇以外は大分洗練されて来たと思っていたのですが。
これは戴けなかった。特にジョニー・トーの最終版は40年前に戻ったようですよ。
日本映画なら40年前に戻ってほしいですがね(笑)
オカピー
2013/11/24 21:26

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