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zoom RSS 映画評「悪人に平穏なし」

<<   作成日時 : 2013/09/18 08:41   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2011年スペイン映画 監督エンリケ・ウルビス
ネタバレあり

芸術を気取る映画がやるならともかく大衆映画と目される映画が観客に色々と考えさせるのは感心しない。逃げを作っていると見なされても仕方がない。

マドリード、行方不明課のアル中刑事ホセ・コロナドが深夜無理矢理に開かせたバーで些かもめて店長その他三人を射殺、証拠抹消を図るが、二階にいた一人に逃げられてしまう。彼を追って行動するうちに麻薬グループから発生したテロリスト組織に行き着き、女性判事(対訳では“判事”となっているが、日本の判事は公訴前の事件には捜査令状発行等を別にして首を突っ込めないと思うので、日本の感覚で言えば“検事”であろう)エレナ・ミケルの追及をかわして、突き止めたアジトでメンバー三人を抹殺して自分も息絶える。

ここで冒頭の愚痴に戻ると、そもそも最初のエピソードにおける主人公の行動の意味が曖昧である。
 一般的な作品であれば、後段の展開により、これが単なる偶発的事件であることが解るように進行していく筈であるが、本作にはそれがない。
 好意的に解釈すれば、彼は録画記録などを盗んで抹消しているからまともな事件でないことは解る。しかし、まともな捜査でも行き過ぎ捜査といった批判を受けない為の工作と解釈できないでもないので、この好意的解釈にも限界がある。
 寧ろ後半まともな刑事のように事件を捜査しているように見えることにより、最初の個人的事件が捜査の一貫のように思え、結果的に【瓢箪から駒】的にお話が進むという狙いがぼやけてしまっている。それを考えると前段と後段を繋いで説明役を果たすブリッジ的エピソードが一つ欲しかったところである。敢えて言えば、行方不明課としての仕事ではないということだけは明確なので、勘の良い人ならピンと来る可能性はある。

といった次第で、個々の描写はハードボイルドで秀逸と言ってもいいくらいだが、現状では余り高く評価する気になれない。

本日午前9:00から午後3時までウェブリはメンテナンスです。閲覧はできますが、足跡は一切残せないようです。悪しからず。本稿も校正しないままUPしました。ブロガーに平穏なしです。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
まあ、日本語のタイトルとしては久しぶりにまともでしたね。
原題をカタカナ表記ですませているのに比べれば・・・・・よいかな?
ねこのひげ
2013/09/22 06:52
ねこのひげさん、こんにちは。

カタカナ表記は、日本人の西洋贔屓に頼った、サボりですよ。
「君」だの「僕」だのの、流行に乗った邦題にもうんざりさせられますけどね。
オカピー
2013/09/22 21:07

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