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zoom RSS 映画評「キック・オーバー」

<<   作成日時 : 2013/09/10 09:58   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2012年アメリカ映画 監督エイドリアン・グランバーグ
ネタバレあり

マフィアのお金を奪ったメル・ギブスンが米墨国境地帯に逃げ込み、「大脱走」のスティーヴ・マックィーンよろしく車で木製フェンスを乗り越えようとしてメキシコ側で大破する。メキシコの汚職警官二人は車に大金があるのに気付いてアメリカの警察に引き渡さずに彼を逮捕、お金をネコババする。
 かくしてメキシコの刑務所に投獄されたギブスンは、そこが殆ど歓楽街の様相を呈しているに驚く(いや、驚くのは観客の方だ)。売春婦は逮捕された連中だろうが、罪もないのに住みついている家族もいる。
 内も外も仕切る大物ギャング、ハビ(ダニエル・ヒメネス・カチョ)とその一族のなせる技なのだが、その彼が肝臓が悪く、所内で知り合った少年ケヴィン・ヘルナンデスの肝臓を移植しようと画策中であるのを知ってギブスンは彼とその母親ドロレス・ヘレディアの為にひと肌脱ぐことを決める。しかし、その前に彼は大金を取り戻す仕事があり、刑務所長より力のあるハビの力を借りて外に出して貰い、金の持ち主フランク(ピーター・ストーメア)を仕留める。その後所長から奪ったバッチを使って手入れの官憲と一緒に所内に入り、手術中の少年を救い出す。

2002年メキシコのエル・プエブリート刑務所制圧にヒントを得て書かれたお話らしく、個人的には刑務所が歓楽街のようになっている様子が興味深い。

後半刑務所を一旦出てからは、クリント・イーストウッドの名前を借りて画策するのが面白く、ギブスンが延々と物真似を披露するのが可笑しいが、その実、人物関係がよく解らず難儀した。お話の進め方に些か問題があるのも確かながら、当方の集中力が足りなかったらしい。どうもすみません。

ギブスンの監督作「アポカリプト」で助監督を務めたというエイドリアン・グランバーグの長編映画デビュー作とのことで、アクション描写の小気味良い処理によって一応及第点といったところ。

これも「沓掛時次郎」か?

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2013/09/10 17:18

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
まさに西洋版の股旅物でしょうね。
股旅物は日本版の西部劇でしょうから、けっこう人間というのは共通したところがあるようです。

『許されざる者』をテレビ東京でやっておりましたね。
日本版の『許されざる者』がいよいよ公開されますが・・・予告をみるといい出来のようで、楽しみです。
ねこのひげ
2013/09/12 02:34
ねこのひげさん、こんにちは。

刑務所内の場面が多いから、西部劇ムードは薄いですが、メキシコが舞台で一種の現代西部劇と言えないこともないですかなあ。

>『許されざる者』
便乗放映ですなあ^^
大昔から映画を観ているので、この題名ではジョン・ヒューストンが監督してオードリー・へプバーンも出た西部劇も思い出しますです^^
同じ題名が増えるのは、後年、困ります(笑)
オカピー
2013/09/12 20:03

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