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zoom RSS 映画評「世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶」

<<   作成日時 : 2013/08/05 09:40   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2010年アメリカ=フランス合作映画 監督ヴェルナー・ヘルツォーク
ネタバレあり

動物を描いた洞窟壁画で有名なラスコー洞窟とアルタミラ洞窟を知ったのは小学校低学年の時である。時は流れて、1994年南仏で人類史を少し軌道修正しなければならない大発見があった。本作が紹介するショーヴェ洞窟における洞窟壁画で、ラスコーの壁画がおよそ15000年前のものとされるのに対し、32000年前のものと推定されるのだ。勉強不足につき全く知らなかったので、それを教えてくれただけでも観た甲斐があるかもしれない。

彼ら、恐らくクロマニヨン人は、現在の我々と同じ音階の笛も発明していたが、何と言っても素晴らしいのは像を重ねることで動きを出そうとした動物の壁画である。

このドキュメンタリーを作ったのが時々狂気が入るヴェルナー・ヘルツォークであるというのが意外ながら、少年時代にラスコー洞窟で芸術を知ったと称するヘルツォーク自身にしてみれば意外でも何でもないということになる。

それはともかく、ヘルツォークは勿体ぶって壁画の全貌をなかなか見せない。学術的説明を終えた後最後になってやっと大公開する。その効果の程はともかく、そこで示される壁画の数々は、中世から近代のリアリズム絵画よりモダン・アートに近い感じさえし、不思議な印象を与える。正に、時を越えて我々に話しかけているようだ。

僕はTVで観たわけだが、映画館で、まして本来の3Dで観れば正に現場に臨んでいる気分に陥るだろう。

一部の学説により、バイカル湖周辺に住むブリヤートの人々が陸続きだった現在の日本にやって来て原日本人を形成したとされるのが、およそ20000年前。それより大分前のことです。

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『世界最古の洞窟壁画/忘れられた夢の記憶』(2010)
1994年に発見された南仏のショーヴェ洞窟、そこには3万2千年前と推定される世界最古の壁画が残されていた。政府によって厳重に管理され、一部の学者や研究者以外は立ち入り禁止の場所に、初めてカメラが足を踏み入れる。監督は世界的な巨匠とされるヴェルナー・ヘルツォーク。映画の製作の経緯がわからないのだが、ヘルツォーク監督だから許可が下りたのか、それとも逆にヘルツォーク監督へ記録映像制作の要請があったのか。いずれにせよ、カメラには驚きの映像が収められている。なんとなく「最古の壁画」という言葉から浮かんでく... ...続きを見る
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
3D・・・・本当の立体映像になるのはいつなんでしょうかね?
そうなると、その場にいるという臨場感が出ていいでしょうね。
特に、こういう美術的なものとか、景色なんかでは大いに威力を発揮しそうですが・・・・
たぶんAV系やアイドル系が大量に作りそうですけどね。
ねこのひげ
2013/08/06 02:58
ねこのひげさん、こんにちは。

>本当の立体映像
SF映画でよく出てくるホログラムみたいなものですかね。
僕が生きている間は無理かな?

>AV系
うーむ、興味なくなったなあ(笑)。
すっかり淡白になりました。真面目な本を読んでいる方が興奮するくらいですよ^^
オカピー
2013/08/06 21:14

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