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zoom RSS 映画評「ボーン・レガシー」

<<   作成日時 : 2013/08/31 10:40   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2012年アメリカ映画 監督トニー・ギルロイ
ネタバレあり

「ボーン」シリーズの外伝である。

ジェイソン・ボーンが巻き込まれたのはトレッドストーン計画とブラックブライア―計画だが、その計画が暴かれそうになった為、CIAはさらなる兵士強靭化計画たるアウトカム計画の被験者たる兵士を抹殺して証拠隠滅を図る。その一人ジェームズ・レナー(役名アーロン・クロス)は山地森林での無人飛行機による襲撃を狼を使ってかわす。
 さらに、CIAは彼らに薬剤やウィルスを投与していた研究所を同僚科学者に襲わせ、辛うじて生き残ったその主要メンバーである女性科学者レイチェル・ワイズを逃避先で暗殺しようと図る。そこへかのレナーが現れて救出、二人は彼の体調維持の為に正体を偽ってマニラへ飛ぶ。そこでCIAは現地警察や別の計画により誕生した刺客を派遣、かくしてバイク・チェースを筆頭に「ボーン・アルティメイタム」とそっくりなアクションが賑やかに繰り広げられる。

「ボーン」シリーズで脚本を担当してきたトニー・ギルロイが弟ダンと共同執筆した脚本を自ら映像化、ポール・グリーングラス手法を踏襲した細切れショットでアクション場面を構成しているが、この手法は最終的には不満を生む。人物一人のアクションを見せる際に速さを強調するには有効と思えないでもないものの、双方のアクションを見せる時はやはり全体をもっと把握したいのである。目にもヨロシクない。

ジャンル映画につき、お話の構図をシンプルにして純度を上げたのは正解である。しかし、シンプルにしている一方、前半が冗長である感は否めない。脚本家が演出も担当すると大概こういうことになる。また、アクションを含めて全体が「ボーン」シリーズ三部作の二番煎じであり、或いは、序盤のエージェント同士の遭遇場面は二か月前に観た「デンジャラス・ラン」に似ている等々、新味が何かと不足気味。あの作品でも悪者はCIAだった。

そうでなくても目が悪いのに。

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ボーン・レガシー
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『ボーン・レガシー』
□作品オフィシャルサイト 「ボーン・レガシー」 □監督・脚本 トニー・ギルロイ □脚本 ダン・ギルロイ □原案 ロバート・ラドラム □キャスト ジェレミー・レナー、レイチェル・ワイズ、エドワード・ノートン、ジョアン・アレン、       アルバート・フィ... ...続きを見る
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こういう事件を取り上げると、さもCIA独自に行っているように描いてありますが、どうなんでしょうね。
だれかが計画を立てていると思うのですが・・・・
核兵器開発もしかり!であると思うのですが・・・・

シリアの毒ガスに対する記者会見の場で、ロイター通信の女性記者が「原爆投下も国際法違反か?」という質問を投げかげましたね。
アメリカ人からというのが大いに意義のあることで・・・・
いままでアメリカ政府のやってきたことに無視続けてきた連中が疑問を持ち出したということは大いに結構なことでありますよ。
この映画にもそういった意味合いでの意義があるかもしれませんね。
ねこのひげ
2013/08/31 18:17
ねこのひげさん、こんにちは。

映画で盛んに扱われた1970年代からCIAは悪役扱いですが、実際にはそこまで独立した権限はないでしょう。
今日の新聞によりますと、CIAの予算はNSAより多いそうです。NSAのほうが多いと思われていただけに意外であるという評判のようです。

>シリア
英国の議会は見事でした。
その点、日本政府は何もやらないで、「アメリカに従います」
アメリカの思いを裏切りたくない強迫観念で、思考停止状態と言わざるを得ませんね。
アメリカは日本をそれほど思っていないであろうに、憐れな片想いTT

イラク戦争では、情報機関から間違った情報が大統領にもたらされ、その後出た正しい情報が大統領に上がらず、戦争になったというのが真実らしい。
イギリスの首相は訴追寸前までいったそうですが、日本の首相は「当時はそう思わざるを得なかった」で済んでしまう。
こんな状態の日本は本当に民主国家なんでしょうかねえ。
オカピー
2013/08/31 21:17

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