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zoom RSS 映画評「狂ったバカンス」

<<   作成日時 : 2013/08/21 10:19   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
1962年イタリア映画 監督ルチアーノ・サルチェ
ネタバレあり

僕が幼少時代に作られたイタリア映画で、フランス映画黄金時代の大脚本家シャルル・スパークの娘で1960年代青春スターとして人気を誇ったカトリーヌ・スパークを見せるのが眼目。フランス人なのにこの頃はイタリア映画の出演が多かった。

39歳の離婚男性・技師ウーゴ・トニャッツィが寄宿学校の息子に逢いに行く途中、ティーンエイジャーたちにからまれ、魅力的な16歳カトリーヌに惹かれて彼らのドンチャン騒ぎに付き合って一夜を明かし、翌朝眼をさましてみると砂浜に一人残されている。

内容的に同時代の日活青春映画や松竹ヌーヴェルヴァーグと似た感じで、猥雑な狂騒の後悲哀を感じさせる構成などはフェデリコ・フェリーニの傑作「甘い生活」(1960)すら彷彿とする。実際多少の影響があるはずである。
 勿論、ある世代・階級の怠惰な生活に焦点を絞った諷刺劇「甘い生活」ほど鮮やかな切り口は見られず、賑やかな騒ぎの中に中年の主人公が若者にからかわれる悲哀を浮かび上がらせたという印象しか残らない。空しい幻想に振り回される中年の悲哀だけでなく、無軌道な若者の狂騒から人生観に関して何かを昇華させないと面白い映画とは言いにくいのである。それが出来ていない要因の一つはカトリーヌ演ずるヒロインの性格がはっきりしていないことであろう。主人公が一部傷んだ車をゆっくり走らせるラスト・シーンがなかなか味があるだけに勿体ない。

秀作ではないが、近年NHKもWOWOWも古い作品に当たりが少ないのでちょっと嬉しい放映でございました。

カトリーヌのロリータ的魅力でスパークした一作。ロリータと言えば、我が国で審議中の児童ポ○ノ規制法改正案の動向が世界中で注目されているそうな。成立したら世界経済にとって大マイナスだとか。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
カトリーヌ・スパークを見せるための映画でしょう。
出ていさえすればお客が入る・・・・
いまで言えば、AKBが出ていさえすれば・・・・
内容なんてどうでもいいという映画でしょうな〜(^_^.)
ねこのひげ
2013/08/22 03:07
ねこのひげさん、こんにちは。

前の家の時、当時父親が買っていた「平凡」とか「スクリーン」にカトリーヌ・スパークの映画が載っていた記憶がありますよ。

>内容
「太陽の下の十七歳」よりは良いと思いました^^
オカピー
2013/08/22 21:46

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