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zoom RSS 映画評「ザ・マペッツ」

<<   作成日時 : 2013/07/02 09:35   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
2011年アメリカ映画 監督ジェームズ・ボビン
ネタバレあり

共にジム・ヘンスンが人形クリエイターとして参画・造形したTVシリーズ「セサミストリート」が米国製なら、「マペット・ショー」は英国製である。

本作は後者の出演者たち(但し「セサミストリート」にも登場しているキャラクターあり)が再起をかけて奮闘するお話で、米国ディズニー製。人間のジェースン・シーゲルは人形の少年ウォルターとずっと一緒に育ってきたが、彼が大人になってもウォルター君は人形故にいつまでも小さい。
 婚約者エイミー・アダムズがいる年齢になっても彼を手放さないシーゲル氏はエイミーとのLAへの旅行にも一緒に連れて行き、彼の憧れであるマペット達がいるはずのマペット・スタジオに行くが、既にスタジオはその地下にある石油を狙っている強欲な富豪クリス・クーパーに売られてしまっている。彼らは番組の進行役であったカエルのカーミットと会って、1000万ドルを用意しないとスタジオを壊してしまうというクーパーの言を彼に伝える。
 カーミットはかつての仲間を集めるべく奔走、TV局の空いた穴を利用して募金用の2時間番組を組むことに成功するが、クーパーが送電線を切るなど色々と邪魔に入る。

主人公が二組いるようなお話の構成が若干落ち着かないが、ファミリー映画としては頗る無難な作りで、アメリカでの出来映え以上の高評価(IMDbの投票傾向アメリカ人平均7.6、外国人平均7.0)は理解できる。本質的にはディズニーらしい些か古い香りのするタッチで、1940年〜50年代のジーン・ケリー主演ミュージカルからアクロバティックなダンスを除いたような場面が目立つ。

一種の二重構造と言っても良い構成の中で、外枠と言えるシーゲルとウォルターの挿話に関しては大人になりきれない二人が大人になって行くまでを描いていると言える。彼ら双方が人形の自分と人間の自分と一緒にピアノの弾き語りをする場面がその典型的場面で、全然関係ないのに先般再鑑賞したロック・オペラの「トミー」を思い出していた。ピアノという楽器がエルトン・ジョンを想起させるからかもしれない。

人形の再起を期す奮闘ぶりは型通りでさほど面白くないが、本人役ジャック・ブラックを誘拐する段で中国語が出てくるなど時々メタフィクション(楽屋落ち)的になるお楽しみがある。

「マペット・ショー」に思い入れのある人には感慨を呼ぶだろうが、一般ファンにお薦めは致しかねるといったところ。

日本では「セサミ・ストリート」のほうが有名でしょうなあ。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
マペットはわずかに記憶にありますが・・・(^^ゞ
やっぱり、爆発的人気ではセサミでしょうね。
そういう意味では、NHKというのはいつも先見の明がありますね。
ねこのひげ
2013/07/03 02:40
ねこのひげさん、こんにちは。

>マペット
ミス・ピギーだけは色々と出てくるので知っておりました^^

>セサミ
NHKについては同感であります。
オカピー
2013/07/03 20:53

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