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zoom RSS 映画評「夜の道」

<<   作成日時 : 2013/07/09 09:34   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
1957年アメリカ映画 監督ジェームズ・ニールセン
ネタバレあり

1950〜60年代の西部劇はかなり観ているので、TV放映ではなかなか初見作品に出くわさないのだが、本作はジェームズ・スチュワート主演にも拘らず珍しくも初見である。監督がお馴染みアンソニー・マンではないので日本では人気薄の模様。

ジミーは5年前に鉄道労働者用給金を奪った強盗団の一人である弟オーディー・マーフィーを逃がした為に鉄道会社を首になった元鉄道員で、そんな彼だから却って役に立つと信用してくれた鉄道工事会社の支配人ジェイ・C・クリッペンから給料分現金1万ドルを預かり列車に乗り込む。
 案の定ダン・デュリエ率いる強盗団が現れるが、ジミーは駅で拾った少年ブランドン・デ・ワイルドの箱に現金を隠して難を逃れる。怒ったデュリエはクリッペンの妻エレイン・スチュワートと少年を人質に近くの街ペイロードに去り、そこに現れたジミーが依然強盗団にいるマーフィーを説得するが、改心する気はないらしい。恋人のダイアン・フォスターが結婚しようと誘いを掛けてもけんもほろろで、ここに兄弟対立の図式と相成るも、対決するうちに兄弟愛を蘇らせたマーフィーは強盗団に刃向って行く。

マンに代わるジェームズ・ニールセンの展開ぶりは悠長すぎるところがあるが、列車強盗から撃ち合いへと進んで行く後半は型通りながらきちんと場面を構成し悪くない。僕が気に入ったのは列車が強盗の倒した給水塔を突破する場面で、CGのような派手さはないものの、美術班が作り上げた“本物”の味わいにゴキゲンになってしまう。列車疾走場面もマンの西部劇同様美しく誠に結構。

若い時ミュージカルに出演したこともあるジミーが得意らしいアコーディオン演奏と歌を披露しているのも嬉しい(アコーディオンは結局吹き替えられたらしい)。

登場人物の命名は面白く、allcinemaのI氏のご指摘を仰ぐまでもなくジミーの役名とマーフィーの役名(本名)が夫々グラントとリーというのがまずニヤッとさせる。共に南北戦争で活躍した将軍の名前である。当時15歳という割に幼い感じのデ・ワイルド少年の役名が4年前の「シェーン」と同じジョーイというのも意図したものだろうか?

ジェームズ・スチュワートはご贔屓です。

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コメント(2件)

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観てない作品というのもあるものですな〜
ジェームス・スチュワート・・・・味がありますな〜
まさに「アメリカの良心」と呼ばれるにふさわしい俳優でありました。
ねこのひげ
2013/07/10 02:33
ねこのひげさん、こんにちは。

>J・スチュワート
若い頃は専ら吹き替えで観ていましたが、衛星放送が始まってからはあの独特の喋り方が存分に楽しめるようになりました。
映画館で吹き替えって、アニメ以外は考えられなかったけどなあ。
実写の場合は役者に失礼でしょうよ。

ジミー良いですよ。普通ジミーと言えばジェームズ・ディーンなんですが(笑)。
中高生時代、ジョン・ウェインの魅力が今一つ解らず、西部劇でもスチュワート氏やリチャード・ウィドマーク氏がご贔屓でしたなあ。
ウェインの魅力も大学以降に徐々に解ってきましたけど。
オカピー
2013/07/10 22:01

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