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zoom RSS 映画評「セットアップ」

<<   作成日時 : 2013/02/11 11:04   >>

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☆☆(4点/10点満点中)
2011年アメリカ映画 監督マイク・ガンサー
ネタバレあり

黒人カーティス・"50 Cent"・ジャクスンと白人フィリップ・ライアンとブレット・グランスタッフの三人が輸送中の車から500万ドル相当のダイヤを奪うが、ギャングと通じていたライアンが残る二人を銃撃する。
 運良く生き残ったジャクスンは復讐する為にライアンの行方を探し始め、女運転手ジェナ・ディーワンの線から行方を掴んでいく。

という本流のお話はいかにもシンプルな内容につき、傍流のお話を加えて賑やかしている。敵の敵は仲間というわけでもう一人のボス、ブルース・ウィリスが彼を仲間に加え、ロシア人からネコババされていた200万ドルを奪い返す仕事を与える。彼は相棒と共に仕事を果たすが、相棒がそそっかしくて事件をややこしくする。
 本流には直接関係ないこの傍流の方が尺的には大きく割かれているくらいで、しかも、全くなくてもお話は十分成立する不出来な構成。

ライアンが裏切った理由が服役中の父親が過去の悪行の為に一般房に移されると殺されるのが必至である為刑務所長への買収費用を捻出する為というところまでは良いとしても、その費用は10万ドルと説明されている。アメリカの若者は買い物もできないくらい計算ができないと言われているが、500万ドルを3で割ると160万ドル以上になるわけで、どうにも計算が合わない。

監督もしたマイク・ガンサーがマイク・ベルマンと共同で書いた脚本のほうも全く計算ができていないようで、典型的な“お話の為のお話”に終始して、大いにがっかりさせてくれる。

回想形式で1週間前に戻って本編が始まるという昨今では当たり前すぎる構成に文句は言わないにしても、現在を示すのにわざわざ1週間後と示すのはいかにも間が抜けている。映像で現在に戻ったくらい解るように作りなさい! 

主人公のボイスオーヴァーも全く意味がなく、流行りだからやっているというだけ。

かくして総合評価としては無気力千万の作劇と言うしかなく、犯罪映画としてのムードだけは何とか出ている、といった程度。

「ブルース・ウィリス、アルバイトする」の巻でした。 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
先日、映画を観に行ったら、シネコンウォーカーという無料雑誌をくれたのですが、その中の記事で、ブルース・ウィリスの映画は今年にはいてからの2か月でなんと5本!借金でもあるのかブルース!と書いてありました。
なんだかCMをよく見るな〜と思ったら・・・でありました。
『LOOPER/ルーパー』を観たのですが、『ダイハード/ラスト・ディ』の看板が3Dのところに大きく掲げてありましたよ。そのあとに『ムーンライズ・キングダム』・・・・本当に借金があるのか?です(笑)

しかし、こういう映画にまででるということは、映画が好きなんでしょうね〜
ウィリスの存在感だけは大きい映画でありますね。
ねこのひげ
2013/02/12 06:24
ねこのひげさん、こんにちは。

去年ナタリー・ポートマンを6本の映画で観て「多いなあ」と思ったのに、二か月で5本ですか?
そのままこの調子で続かないにしても、まだあるようで大変なペースですなあ。
昔の日活アクション・スターの出演ペースも凄かったですけどね。

ウィリスが出ていなければ日本では誰も観ないでしょうし、観ても「馬鹿みた」と思う方が多いでしょう。どうひいき目に観ても凡作以下です。
オカピー
2013/02/12 22:00

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