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zoom RSS 映画評「ワイルド・スピード MEGA MAX」

<<   作成日時 : 2012/08/25 11:11   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2011年アメリカ映画 監督ジャスティン・リン
ネタバレあり

第一作が発表された頃はカーアクション映画がさほどない時代で思わぬ反響を呼んだ形でシリーズ化されたのだろうと勝手に推測しているが、さすがに五作目ともなるとカーアクションだけではお話が持たないと見て、純犯罪映画部分の比重が増している。

前作の最後で逮捕されたヴィン・ディーゼルを元FBI捜査官ポール・ウォーカーが脱獄させて見事犯罪者の仲間入り、彼の妹で恋人のジョーダナ・ブリュースターと共にブラジルのリオに逃亡して合流。さらなる逃亡資金を得る為現地の男から紹介された高級車強盗には裏があり、車の中に実業家を装っている麻薬王ヨアキム・デ・アルメイダのマネーフローを記録したマイクロチップが収められていることを知る。三人は車マニアにして夫々得意技を持つ昔の仲間たちを集めて麻薬王の大金を奪う計画を立てるが、そこへFBIの特別捜査官ドウェイン・ジョンスンの追及の手が及んだ為ちょっとややこしいことになる。
 いよいよ彼らは厳重な警備の麻薬王のアジトから金庫ごと大金を略奪、二台の車で大金庫を引っ張り、麻薬王の魔の手とFBIから必死に逃げる。

得意技を持ったメンバーが分担して仕事をこなしおいしい汁をするという犯罪映画スタイルに「オーシャンズ11」シリーズを思い浮かべる人が多いだろうが、昭和中盤世代の僕は「黄金の七人」シリーズを想起した。さすがに半世紀近くも前だから本作のような派手な場面はないが、あのシリーズも車両が多少関わっているし、考えてみたらメンバーに女性(ロッサナ・ポデスタ)がいる。当時グループ犯罪もので女性が主要活動メンバーとして絡んだ作品は他にないのではないか。昔は大体「犯罪の影に女あり」だからあのシリーズ(と言っても厳密には二作)は先見の明ありで、それ以外でこの手のグループ犯罪映画で主要メンバーとして女性が登場するようになったのはせいぜい十数年前くらいではないかと思う。

さて、序盤車が崖から落ちるまでの一幕と、終盤金庫を運ぶ二台とそれを追う麻薬王グループのカーチェースがアクション的には見どころで、昨今のカーアクションとしては迫力ある部類。特に二台で金庫を運ぶカーアクションは見もの。とは言うものの、車そのものは本物かもしれないが、さすがに綱で繋がれた金庫があちらこちらで暴れ回る部分はCGを使ってコンピューター処理を施しているのであろう。あれが全部本物なら★を一つ増やしますです。

で、ジョンスンの絡みかたと言い、明らかに第6作を意識した幕切れ。
 シリーズものも時に悪くないが、オールド・ファンともなるとお話の連続性の少ないのをお願いしたい。この年齢ともなるとひどい場合は翌朝にもう幕切れと顔ぶれを忘れているケースもあるのだ。そんなわけで、ブログに発表するまで多少のスパンがあるものの、基本的にそのベースとなるオリジナル映画評は観た当日書くことにしている。その一方、映画黎明期(100年以上前)の作品から現在の作品まで洋の東西もジャンルも問わず観る立場では、話題作を追っている方々と違いとても復習などしている余裕がない。TVのような映画シリーズは本当に困るのだ。

脚本のおかげもあって監督をしたジャスティン・リンの仕事ぶりは本シリーズ三本中で今回が一番良い。今回の仕事ぶりを見れば次もリンさんの続投ですかな。

Excelに鑑賞した映画のデータ(主要スタッフ・キャスト、製作年度・国、上映時間、鑑賞媒体、採点など)を載せ、その採点用セルのコメント欄に映画評を書くというのがここ10年ほどのスタイルです。

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ワイルド・スピード MEGA MAX
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
最近は、女性のほうが強かったりする映画がおおいですけどね。
先日、観て来た『アベンジャーズ』でも女性が強かったです。
『アベンジャーズ』は、ストーリーを追うような映画ではないと思い、3Dで観てきましたが、わずか1年程度の間に、雲泥の差が出ておりました。
画面が暗くない。
疲れない。
立体感がより鮮明に出るようになっている。
などなど・・・・・
まだ、おかしなところはありますけど、男子三日合わなずんば、刮目してみよという言葉がありますが、まさに驚きであります。

飛び出してくる刀で首を斬られるかと思いましたよ。

来年になったら、もっとよくなっているでしょう。
このワイルド・スピードなんか向いている映画ではないでしょうか?
ねこのひげ
2012/08/26 03:30
ねこのひげさん、こんにちは。

>女性のほうが
時代の趨勢でして・・・
30年前NHK−FMの映画評番組で私淑する双葉十三郎さんが「グロリア」を誉めて「女性が主役のハードボイルドは珍しい」旨仰った時に、誰か憶えておりませんが、女性の映画評論家が「女性云々で評価するのはおかしい」と、映画批評の神様みたいな人に食ってかかっていました。双葉さんは大人だから苦笑して「まあまあ」という感じで対応されていましたが、僕は「先生になんてことをほざく」と思いましたなあ。
少なくとも彼女(誰だったけかなあ)は娯楽映画の評価基準を知らなすぎる(た)!

>3D
技術の進歩は結構なことです。
歴史上前の二回は結局定着しませんでしたが、さすがに今回は定着したようですね。
海賊版対策という面が普及と技術革新を早めたのでしょう。
他方、映画館にご無沙汰している為現状はよく知りませんが、日本語字幕に問題が多い為3Dでは吹き替えが当たり前になっているようですが、これはちと困りますなあ。
アニメ以外ではやはりご本人様に喋って戴かないと(笑)。

>飛び出してくる刀で首を斬られるか
あはは。
映画黎明期、列車を前面から捉えたシーンでは観客がよけたという逸話が残されていますね。史上初の西部劇「大列車強盗」だったかな。或いは別のドキュメンタリーだったか・・・

>来年
カー・アクションは3Dは良いけど、CGは止めてね(笑)。
「トルク」というオートバイ・アクション映画では、バイクの滑走シーンがもろCGなので蹴飛ばしたくなりました。オートバイくらい実写でやれってなもんで(笑)。
さすがに車とバイクで、これほど露骨なCGを使った映画は続きませんでした・・・当然^^
オカピー
2012/08/26 19:54

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