プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]

アクセスカウンタ

zoom RSS 映画評「クロエ」

<<   作成日時 : 2012/07/25 09:16   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 4 / コメント 8

☆☆☆(6点/10点満点中)
2009年アメリカ=カナダ=フランス合作映画 監督アトム・エゴヤン
ネタバレあり

2003年に異色女性監督アンヌ・フォンテーヌが発表した「恍惚」のハリウッド版リメイク。

大学教授の夫リーアム・ニースンの女子学生との関係を疑った産婦人科医師たる熟年妻ジュリアン・ムーアが高級レストランのトイレで知り合った娼婦アマンダ・セイフライドに故意に夫に接近させ、たらしこませた結果を逐一報告させるうちに、彼女の方も魔性の女アマンダの誘惑に同性愛的行為にふけるようになる。が、レストランで夫と鉢合わせにしようとした彼女が踵を返して出て行ったことから夫との関係が一切なかったことを察知、避けようとすると、アマンダは次に大学生の息子に迫る。

初老という年代に入った妻が女性としての魅力の衰えから夫に顧みて貰えない寂しさ(インテリが陥りやすいタイプの欲求不満)と焦燥感から、探偵の代わりに生きる証拠たる娼婦を調査員に仕立てるというアイデアがアングルとして一応面白かったお話はそのままに、フランス版より良くも悪くも合理的に作っている為、妻女の複雑な心境を描くドラマ性よりアマンダが次第にストーカーのような存在になっていくサスペンス性が強い(但し、オリジナルを観たのは6、7年前だから少々記憶が定かでなくなっている)。

従って、中年〜初老女性の焦る心境をより濃く文学的な密度をもって味わいたいならオリジナルの方をお薦めするが、ちょっとドキドキしながら中年妻女の心境でも覗いてみようかという一般的な中年男性諸氏にはこちらの明快なハリウッド版が向いている。

監督は初のハリウッド進出となるエジプト出身のベテラン、アトム・エゴヤン。

仮面夫婦の仮面が取れたところで終わっていますが、その先にあるのは?

クロエと言えば、V9戦士の黒江透修でしょう^^

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(4件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
クロエ/ジュリアン・ムーア、アマンダ・セイフライド
ジュリアン・ムーアにリーアム・ニーソンにアマンダ・セイフライドとつい最近『キッズ・オールライト』『アンノウン』『ジュリエットからの手紙』と三人それぞれの主演作を観たば ... ...続きを見る
カノンな日々
2012/07/25 10:20
クロエ
公式サイト。原題:Chloe。アトム・エゴヤン監督、ジュリアン・ムーア、リーアム・ニーソン、アマンダ・セイフライド、マックス・シエリオット。 なぜだか知らないけれど、最近やたら ... ...続きを見る
佐藤秀の徒然幻視録
2012/07/25 10:44
クロエ(2009)☆★CHLOE
 あの人を誘惑して。 久しぶりに東宝シネマズ二条へ、、、、。本作はここでしか上映されておらず。シネマズディということもあって、火曜日に行ってきました。 実はこれリメイクだそうです。まったく知りませんでした(汗)2003年のフランス映画「恍惚」を元にアトム・... ...続きを見る
銅版画制作の日々
2012/07/27 12:14
「クロエ」
悪いのはあの人なのよ。他人(ひと)を使って旦那の浮気調査をしようなんて。 ...続きを見る
或る日の出来事
2012/07/29 08:00

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ねこのひげは、『クロエ』というと、フランスのプレタポルテとかラスベガスのカジノを思い出しましたよ(笑)
ねこのひげ
2012/07/26 05:00
ねこのひげさん、こんにちは。

昨日は多忙と暑さで、レスするのをすっかり忘れてしまいました^^;

>プレタポルテ
にゃあるほど。
そちらのクロエは正にこちらと同じ女性名からのシグニチャー・ブランドなのでしょう。

ラスベガスの方は、とんと解りません^^
オカピー
2012/07/27 14:30
DVDで見ました オカピーさん 笑っちゃってください.
アマンダ 赤ずきんちゃんから"狼"になっちゃった話ですから^^

>彼女の方も魔性の女アマンダの誘惑に同性愛的行為にふけるようになる
キャサリン クロエにみごとに食べられちゃいましたね

クロエ「さあ、かわいいキャサリンさん 。わたしの 愛の餌食になってネッ  お食事の時間よ いっただっきまぁ〜す
キャサリン「う・・・うぎゃぁぁぁぁ〜〜〜〜 (昇天)」
クロエ「ゲフッ・・ ああ〜おいしかった じゃあ食後のコーヒー キャサリンも飲む? あ・・・死んじゃってる・・・カワイイ顔

獰猛な 肉食狼クロエは ひ・・・非情にも キャサリンの息子マイケルにまで・・・
クロエ「お母さんを 私 食べちゃったわよ〜 おいしかったわ〜お母さんの次は ア・ナ・タ・ ね
マイケル「ママを食べちゃったの・・・ いやぁぁ〜 ケダモノ〜 ビ〇チ! ・・・ あ・・・あ・・・  だめぇぇぇぇ(昇天)」
クロエ蜘蛛「グプッ・・・うまかったぁぁぁぁ〜親子で ごちそうさまッ
 恐るべしっ! 肉食狼クロエ・・ 
恐るべし!「”赤ずきん”の皮・・・じゃなかった 装った”狼” アマンダ
zebra
2013/07/17 05:51
zebraさん、こんにちは。

こういう映画評もいつか書きたいですなあ^^
大いに笑いました。
誠にご馳走様でした。グプッ(笑)

今後もこの調子でお頼み申します<(_ _)>
オカピー
2013/07/17 21:22
>今後もこの調子でお頼み申します<(_ _)>
もちろんそのつもりですが このアマンダ演じたクロエ・・・娼婦という仕事柄 セックスの実戦はキャサリンはもちろん、恋人にふられてオ〇ニーにふけこむしか能の無い息子のよりはるかに強い強い・・・

まあ アマンダは前のコメントとおり 「赤ずきん」では赤ずきんちゃん役でも「クロエ」では"狼"役・・つまり 心優しい役だけでなく 肉食女子のように相手に容赦ないハードな役もこなす女優だってコトです。

 まあ、デリケートすぎる奥様育ちのキャサリン、オ〇ニーしか能の無い(何度も言います)小僧のマイケル・・・(これだから小僧の域を脱皮できないんだ)
羊も羊・・・いいように狼に食べられるだけ

でも最後は 弱い羊なりに家族みんなで力を合わせないといけないってことに気づかされたのも事実。そうでないといつかまた 世間の狼たちの餌食になっちゃいます。「危険な情事」みたいなストーカー女だったら食べられるどころか殺されるもんな〜。
zebra
2014/01/06 15:58
zebraさん、こんにちは。

>弱い羊
実はわが周囲でいろいろと恐ろしいことがあったことが判明、羊は集まって狼から身を守らないといけないということを痛感しておるところなのです。
何とピストルが出てくる話でしたから、僕のような小心者はビビりましたよ。
オカピー
2014/01/06 21:18
返事ありがとうございます。半ばおぶざけだったのに オカピーさん 真摯に返信してくださって感謝します。

<実はわが周囲でいろいろと恐ろしいことがあったことが判明、羊は集まって狼から身を守らないといけないということを痛感しておるところなのです。
何とピストルが出てくる話でしたから、僕のような小心者はビビりましたよ。>
 キャサリン一家 そのものですね。
zebra
2014/01/07 10:58
zebraさん、こんにちは。

削除するのがふさわしい、ひどい個人攻撃以外はレスするのが管理人としての役目だと思います。

自分でもミスをやり、兄弟にそんな事件(昔の話です)があったと知って、精神衛生に悪い日々が続いています。参りましたよ。
平凡を絵に描いたようなわが家でしたが・・・
オカピー
2014/01/07 17:28

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
映画評「クロエ」 プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる