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zoom RSS 映画評「シカゴ」(1937年版)

<<   作成日時 : 2012/01/24 11:55   >>

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☆☆☆★(7点/10点満点中)
1937年アメリカ映画 監督ヘンリー・キング
ネタバレあり

ミュージカル「シカゴ」の大元になったのは映画「市俄古」(1928年)で、こちらはアメリカでは有名らしいシカゴ大火をクライマックスにしたドラマである。

19世紀半ば、アイルランド移民の一家がまだ開発途上のシカゴへ行く途中無理をして父親を失う。母親アリス・ブラディは洗濯屋を始め、三人の息子を育てる。
 14年後、長男ドン・アメチーは弁護士になり、次男タイロン・パワーは鉄道の敷設のあることを知って一等地に酒場を作る計画を立て、3年後に市長選で長男のライバルになるブライアン・ドンレヴィーから歌姫アリス・フェイごと酒場を譲ってもらい大発展する。
 が、長男が市長に当選した直後、三男トム・ブラウンが継いだ実家の納屋で牛の蹴飛ばしたランプから出火、乾燥と風の為に町中に火が広まる。

前半一家を中心にシカゴが発展していく様子をゆったり描く1時間30分と最後の20分は全く別の映画のようになるが、これはサンフランシスコの大地震をテーマにした「桑港」(1936年)と同じ形式である。
 恐らく前半は現在の若い人には非常にスローな展開に思われるに違いないし、ヘンリー・キングらしく堂々としてゆっくり進行しているのは事実だが、この間にもこの作品が大火を描いた作品と知っている人には災難からみの台詞がちりばめられていてそれなりに楽しめてしまう。一応シカゴ発展の勉強にもなる。

勿論終盤20分は当時としては破格のスペクタクル。ビルが崩れるシーンは今観るとそれなりでも、60年代の日本映画より真に迫る感があるし、火災そのものは今観てもなかなか見応えあり。

「桑港」がすぐに読めた人、手を上げて!

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
この映画は、昔、震災の日かなにかで見せられました。シカゴのほとんどがなくなるんですよね。この後シカゴは都市計画が立てられ、整備されたので、火災が起きても、全市が燃えるようなことは無くなったそうですが・・・
関東大震災のあと、後藤新平が、東京を整備しようとして、反対にあったできなかったんですが、されていたら、もっときれいな整備された都市になっていたでしょうね。
桑港。
おっさんだから読めます(^^ゞ
ねこのひげ
2012/01/25 06:31
ねこのひげさん、こんにちは。

全くそのとおりのようです。
札幌も火事で大通りができたのは有名な話ですね。

読めましたか。さすが!
クイズ番組を観ていますと、やくみつる氏がこの手は強いですね。
オカピー
2012/01/25 18:48

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