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zoom RSS 映画評「シスタースマイル ドミニクの歌」

<<   作成日時 : 2011/11/30 11:04   >>

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☆☆☆(6点/10点満点中)
2009年ベルギー=フランス映画 監督ステイン・コニンクス
ネタバレあり

昭和20〜35年くらいに生れた人ならスール・スーリールの「ドミニク」はご存知の方が多いだろう。英米ではシンギング・ナン(歌う尼僧)として知られたが、スール・スーリールの意味は映画で使われている「シスター・スマイル」である。

本名はジャニーヌ=ポール=マリー・デッケルスというベルギー人女性で、従妹とアフリカで働く夢を持って修道院に入ったものの、自由への希求と反抗心が強く色々やっているうちに彼女(セシル・ド・フランス)が作った「ドミニク」が修道院内で人気を博し、修道院の様子を撮影に来たTVクルーによって世間に知られることになり遂にレコード化、1963年にビルボードでNo.1になるが、有頂天の彼女が反カトリック的な「黄金のピル」という避妊賛同の歌を披露したことから結局修道院を出て行く羽目になり、どさまわりをした挙句にレズビアン的に彼女を慕うアニー(サンドリーヌ・ブランク)と同居を始める。しかし、不当な課税により彼女たちは行き詰り、1985年に心中している。

昔からスール・スーリールとは一体何ぞやという音楽ファンとしての興味があったので一応興味深く観られた。グループ名かと思っていたら個人の芸名だったと判っただけでもすっきり。伝記としては公式通りの無難な作り方で、刺激もない代わりに一種の(無軌道な)青春物語としてそう退屈もしないのではあるまいか。

税金については、映画では彼女の著作権が教会と音楽会社により認められなかった(為税金が払えなかった)ということになっているが、wikipediaでは彼女の「教会に寄付をした」という説明が税務署に認められず不当に追徴課税されたと説明されている。
 実話ものとは言え全く実際と同じ内容となっている作品はまずないわけで、差異は別に構わないが、どちらかの事実誤認か映画用の改変なのかはっきりしないのはちょっと気持ち悪い。どちらかと言えばwikipedia通りの方が美談的になってよろしいかと思う。

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シスタースマイル ドミニクの歌
1960年代に世界中で大ヒットした名曲「ドミニク」を生み出した“シスタースマイル”ジャニーヌ・デッケルス。彼女の激動の人生を描いた伝記ドラマだ。主演は「ジャック・メスリーヌ Part 1 ノワール編」でジャンヌを演じたセシル・ドゥ・フランス、共演に『トト・ザ・ヒーロー』のサンドリーヌ・ブランクが出演している。監督はベルギー人のステイン・コニンクス。 ...続きを見る
LOVE Cinemas 調布
2011/11/30 14:02

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ドミニク、ニク、天使のように〜♪とかいう歌でしたよね。
ペギーは山さんが歌っていたのかな?
歌は、流行ったので知ってましたが、歌っていた尼さんの最後は悲劇だったんですね。
先日もベストセラー作家のパートナーだった女性が、亡くなった作家の巨額の印税を貰えず貧乏なまま亡くなったというのをテレビでやってました。
どこにも根性の悪い役人はいるものです。
ねこのひげ
2011/12/01 05:26
ねこのひげさん、こんにちは。

僕はフランス語版で聴いたのが一番多いですね。
日本ではペギー葉山さんだったようです。
全く正体不明だったので、シスタースマイルと「ドミニク」を歌ったスール・スーリールは結びつかなかったです。

この映画とwikipediaの説明が微妙に食い違うんですが、いずれにしても可哀想。
オカピー
2011/12/01 21:50

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