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zoom RSS 映画評「日蓮」

<<   作成日時 : 2011/10/19 09:59   >>

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☆☆★(5点/10点満点中)
1979年日本映画 監督・中村登
ネタバレあり

萬屋錦之助扮する日蓮が遠島の憂き目に遭い、予言が当たって内乱が起き蒙古に襲撃される。という物語の骨格は先月末に観た「日蓮と蒙古大襲来」とほぼ同じだが、ハリウッドのスペクタクルを意識した同作とは主眼が大分違い、結果的に描写のバランスも変わっている。

つまり、本作では日蓮宗開祖としての足跡を重点的に辿っている為所謂元寇については言葉だけに終始し、内乱の部分もほぼ削除。寧ろ人々が飢餓に苦しむ様子が増えている。唯一日蓮が処刑されそうになる時に竜巻が起き日蓮だけが助かる場面だけがスペクタクルと言えるくらいだが、それだけにこの場面だけが妙に浮いている感はある。

一方、日蓮に強気な部分が見えるとは言え、僧侶らしい謙虚な印象が強いので、前述作の長谷川一夫のような嫌味な感じが殆どなく、一宗教家の人生航路として比較的に素直に観られ、それほど日蓮宗のプロパガンダ的になっていないのが有難い。

しかし、叙情派の中村登監督が得意なタイプとも思えず、大味でそれほど面白いとは言えない。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
二回も作られていたとは知りませんでした。
日蓮宗が資金を出していたんですかね?
いまの新興宗教の中にも盛んに映画を作っているところがありますけどね。
あんなもので感化されるんですかね?
ねこのひげ
2011/10/20 05:02
ねこのひげさん、こんにちは。

二回とも大映の社長だった永田雅一氏が製作に絡んでいて、最初は社長だった当時、二回目は大映を追い出された後作ったということになるようですが、日蓮宗の信者だったようですね。日蓮宗も多少金を出した匂いは感じます。

>新興宗教
あんなものは所詮映画なんて言える代物ではないですが、精神的に弱っている時は結構影響を受けるかもしれないです。今の僕なんか“やばい”です(笑)
オカピー
2011/10/20 15:45

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